牧山 花・夏ころも展へ Hana Makiyama Exhibition

箱根菜の花展示室で開催中の牧山花さんの個展「牧山花・夏ころも」展へ出かけてきました。

雨がぱらつく曇り空。車をビュンと走らせてたどり着いたのは、元はJTの保養所だったという施設をリノベーションしたモダンなギャラリー。

可愛らしい名前のギャラリーですね。
入り口に立つボードには、牧山さんの個展のDMが。

中に入ると、牧山花さんがいらっしゃいました〜♪

花さんにお会いするのは、前回の青山八木さんでの個展以来なので、2年振り!久しぶりにお会い出来てよかった〜。

足を踏み入れた展示会場は、こんな感じ。

牧山花さんの許可を頂き撮影しています

空間と展示が一体化していて素敵!ここにある小巻は、花さんがこの10年間で作品として世に出した反物約100点。圧巻です!

写真左奥の壁紙に矢印マークがあるのが見えますか?あそこが染織家 牧山花が制作した出発点とも言える作品。それを第1号と捉えるならば、一番右側4枚目のボードの最後(一番手前)は最新作、というわけ。まさに牧山花さんの10年の歩みを回顧できる節目の個展と言えますね。

10年前

年間に12反ずつ世に送り出すペースで作って来たと言う花さん。最初の列にはおそらく2−3年分の作品群が集まっているのでしょう。花さんの作品は全てナンバリングされていているので、タイムラインが明快。

この4列に配置された作品をパッと見ただけで、花さんの10年間の作品の変化が見て取れます。最初の頃と最新作を比べると全然違う!織り手としての経験値が上がり技術や構成力も進化しているのは当然ながら、その時その時の花さんの心持ちや考えていた事がそこにはあって、その変化を作品を通じて感じられる事が面白い。まさにcrosspoint。

青山八木さんで行われる個展のタイトルを見ると2017年「水のうらがわ」、2015年「あたらしい水」と水に関したもので、それは夏衣を彷彿とさせるものだけれど、同時に水の流れのような変化を感じさせるもので、まさに今回の個展は、花さんのこの10年の美しい水の流れを見せてくれている空間だった様に思います。

ギャラリーでもはもちろん今回のための12反が販売されていますので、反物が欲しい方、ぜひ足をお運びくださいませ!

最後に花さんと。

白シャツと黒パンツかぶった〜笑!

着てみたいな、と思わせる美しい反物ばかりで早くも気分は夏。きものを着ない方にとっても美しい個展なので、ぜひ足をお運びいただきたいです!

展示会は、21日(日)までです。毎日花さんは会場にいらっしゃるようですので、直接いろいろなお話を聞けるチャンスです☆素晴らしい展示でした!


あこや

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