染織文化講座「唐桟織見学と長板中形染体験」~その④~ 長板中形染め体験 Nagaitachugata by Nobuo Matsubara

齊藤先生の工房を後にし、次に向かったのが長板中形の松原伸生先生の工房です!

こちらが、松原先生。
かなり雨が降ってきてしまい、きもの姿が多かった我々を車で何度も往復して送迎してくださって…。とっても優しい笑顔が素敵な方です!

松原先生と言えば、昨年の染織文化講座で講義を持ってくださり、また昨年の伝統工芸展で高松宮賞を受賞されている、今とても注目&人気のある方です。

松原先生の工房では、なんと長板中形の染体験をやらせていただけることに!60平方㎝の綿に好きな型紙を選んで型染めをします!ドキドキ。工程の説明を詳しくしてくださる先生。

もともとお父さまも染師として元は東京・小岩に工房があったそうですが、千葉に移られてはや20年。自然が豊かな環境で藍を建て、作品を作り続けていらっしゃいます。

先生の工房には、当然ながら先生の作品がずらーっと。

こちらも着尺だったのですが、すごく素敵な1枚でした。長板中形の特徴でもある両面染め。表は花の模様に、裏は霰。歩く時チラチラ見えるのが、また素敵なんですよね。

こちらは、また繊細な図柄が染められたもの。こちらは、両面同じ柄に染められています。

型染めの力量が問われる工程の一つに、糊置きがあります。長さ6m、幅50cmのどの一枚板に貼った反物に、型紙を使って糊置きをします。柄がずれることなく糊を置けるようになるまでには、長い訓練が。職人技ですね。

 

この白い穴、これが型紙をずれずにおくための指標になる星(合わせ目)と呼ばれているものです。この星をたよりに型紙を徐々に移動させ長い反物に糊置きしていきます。片面と両面の柄つけがありますが、表と裏の糊に色を混ぜて色分けして間違えないようにするそうです。

 

さていよいよ、染め体験へ!

その前に、染織文化講座で前回の京丹後研修に続き再会したユキちゃんとパチリ!ユキちゃんは、金沢は加賀からの参加です。遠方から本当に勉強熱心。この日もあいにくの雨の中、着物でご登場!私の中で、勝手に加賀百万石ちゃんと、呼ばせてもらっていますが、その名の通りいつも華やかー!キラッキラです☆

またもや私は洋服参加だったので、次こそは着物で来てね!と念を押されました。はい、、、がんばります!

つづく

After the tour of Mr Saito’s Tozen-ori studio, we came to see the Nobuo Matsubara’s NagaitaChugata studio in Chiba.  Nagaita chugata is a traditional Japanese technique in which paste is applied to both sides of a white cloth, and then both sides are dyed with a crisp indigo pattern. Originally used as yukata for summer and now you can easily find the nagaitachugata yukata in town.
Nobuo Matsubara details → http://galleryjapan.com/locale/en_US/artist/1931/

あこや

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