あこやきもの教室☆團菊祭五月大歌舞伎へ行ってきました~その③~ One day trip to Kabuki

歌舞伎観劇の日の私の装いは、締めたい帯から考えはじめたコーディネートでした。

五月に、藤の花の染帯をどうしても締めたかったのです。季節の染帯は、その時期にしかしめられないこともあって、まさに、季節を楽しむきものの醍醐味とも言えます。一方、その時にしか着られないので、なかなか手が出しにくい、という声も。

でもね、こんな素敵な体験はないと思うのです。季節を問わず着回しができるからいいかも、と考えながら着物と向き合っているうちは絶対に知り得ることはない高揚感が得られます。

帯という小さなスペースに、その時々に可憐に咲く花や、風景などが描かれ「今の季節を身にまとっているのよ」という、この気分。(季節を感じられるのはもちろん染帯だけではありませんが)

この帯は、京都のおか善さんで頂いた帯なのですが、一目惚れでした〜。藤の花に鼓(つづみ)の音が出る部分(鼓皮)が描かれているんです。この日の第2幕に上演された義経千本桜の吉野山では、静御前が鼓を打つのですが、演目に合わせた帯を合わせるのも歌舞伎では楽しい趣向ですね。

今日はたまご色の付下げに合わせてみました。付下げといっても、無地場が多いので割りとさらっと着たつもりです。帯揚げはえり萬、帯締めは道明、草履は銀座ぜん屋さんでした。草履は見えてないのですが、イタリアンカットというぜん屋さんオリジナルの草履で、最近とってもお気に入りなんです。名前が面白いですよね(笑)。

イタリアンカットのことを書いています⇒https://wp.me/p9fDYu-db

さて、この日のヘアスタイルは、久しぶりにセットしてもらいました。

いつもお願いしている美人ヘアデザイナーの木谷さんによる美しいスタイルです。普段から下めのシニョンスタイルが圧倒的に多い私ですが、今回は、サイドをぴたっと押さえ高めアップにトライ!とっても気に入りました〜。

さて、もうすぐ6月。単衣から夏物の季節がすぐそこに!浴衣のシーズンも到来しますね!季節を乗りこなせたら、きものはもっと楽しくなります☆☆☆

 

あこや

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