あこやきもの教室 夏の会 青山八木さんを迎えて


先日、あこやきもの教室の夏の会を開催しました。

今年は、例年の楽しいアクティビティから少し趣向を変え、いつもお世話になっている青山八木のご主人 八木健司さんをゲストに迎え、レクチャーをしていただくという、大変贅沢な時間となりました。

会場はこちら、ホテルオークラ内の和食 山里さんで。

壁にかかってるのは以前のオークラにあった古裂をタペストリーにしたものだそう


さて、レクチャーは、山里さんのお茶室をお借りして。
テーマは、「織のきものの楽しさ」。

皆さまもご存知の通り、青山八木さんは、もちろん素敵な染め物も扱っていらっしゃるのですが、織のきものに定評があり、八木さんの審美眼で集めた美しい織物の数々に、私たちファンは魅了されています。

きものの入り口は、多くの方が染のきものからだろうと私は思います。「きもの」と聞いて、純粋想起されるのは、振袖、訪問着に代表される友禅などの染物が一般的ではないでしょうか。

染のきものに比べて、織のきものというのは、とっつきにくさもあったり、どう楽しんだらいいものか、初心者にはわかりにくいもの。実は私も、織は自分には似合わないし、着る機会もないな、と思い込み、敬遠していた時もありました。自身が若かったからかもしれませんが、織とは、知れば知るほど、奥深く、ハマっていってしまう世界でもあります!恐ろしい(笑)

貴重な反物を広げてご説明下さる八木さん


織と染のきものの基本的は違いから始まり、産地もの、作家もの、どのように楽しんだらよいか、コーディネートなど、内容はもりだくさん!

私の着ている牧山花さんのお着物も見てもらっています


生徒の皆さんにとっても、これだけたくさんの織のきものをまとめてみる機会は大変貴重で、特に宮古上布、越後上布、小千谷縮、芭蕉布といった、希少性が高くなっている産地の織物には、感嘆の声が上がっていました。

私が持たせていただいているのは、沖縄の花倉織。


反物を巻くお手伝いをしようとしつつも、難しい、、、(笑)

たっぷりレクチャーをお聞きした後は、皆さんでランチです♪
お食事をいただくお部屋に移動です。


山里内にある個室に移動してのお食事です。
お食事は蓋物が多かったのに、肝心のふたをとったお写真がない!(笑)


お食事もとっても美味しかったです。

お食事中も、先日の勝山さんの個展のお話から、八木さんの自転車のご趣味の話まで、おしゃべりも進みながらの楽しいランチでした。


デザートに出していただいた、このバニラアイスが美味しかった~♪

そして、最後に全員集合で。

八木さんを囲んで


八木さんのお力添えで、素晴らしい学びの機会となりました。
本当に感謝でいっぱいです。

私も八木さんと記念に。


さて、この日の私の装いは、染織家 牧山花さんのきものに、紅型の玉那覇有公さんの麻の帯を合わせました。帯留めは三浦世津子さんのガラス、三部紐は、道明さんです。この日、パナマの草履を履いていたのですが、こちらは今はもうなくなってしまった、赤坂 小松屋さんという履物屋さんでお願いしたお草履でした。

帰り際、生徒さんと一緒に。


生徒の皆さんも、素敵な夏の装いでお越しくださり、本当にありがとうございました。

ゲストをお呼びしての会は、初めての試みでしたが、こうした学びの機会を生徒さんとご一緒できるのはとても楽しく、今後も続けていけたらなと思いました。



あこや

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