きもの お直しいろいろ

佃にある悉皆 扇屋さんにお願いしていた諸々のお直したち。
そのうち3点だけが上がってきました。

祖母の家に何年も眠っていた帯2点と母の小紋。
一つ目は錆朱 総花柄の袋帯。

すっかり美しくなって帰ってきました!全体的にすす汚れていて、芯も入っていなかったので
くたびれた感じだったのが、ピシッと蘇りました。

2つ目は、金・銀・赤がおめでたい雲のデザインが素敵な綴の名古屋帯。

これは、シミが至る所に出現していて、
全体的にカビ臭くとても締められる状態ではなかったものです。
見違えるようです!

そして最後が、母の洋花柄の小紋。

ブルー地に、カトレアや百合などの小さな可愛らしい花がびっしり。
八掛の優しい水色も好きな組み合わせです。生洗いされてさっぱりして帰ってきました☆

きものって、お手入れがめんどうだったりするものですが、
めんどうが10年後20年後のきものの色に出ます。

着るたびに、丁寧に手入れをしてしまっておけば、袖を通す時いつも清々しい気持ちで着ることが出来ます。それに、もしカビやシミがひどくなっても技術の高い悉皆さんと出会えれば、
お値段ははるけれど、蘇らせることも出来るのであきらめないでトライしてみることをお勧めします!

 

あこや

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