Kimono de Asobanightで安田治氏のミニトーク ~その②~ ☆Mr Yasuda’s talk session☆

船上での安田氏のミニトークは、初心者の方にもわかりやすく非常に楽しいものでした!

こちらが、京都 西陣 染織工芸 安田の5代目安田治社長です。
かまわぬ柄の浴衣を粋に着こなしていらっしゃいますね~。
トークショーのテーマは、「浴衣について」。

そもそも浴衣は、江戸時代に、歌舞伎18番 「助六由縁江戸桜」の遊郭吉原三浦屋の場面に登場するくわんぺら門兵衛の粋な浴衣の着こなしが大流行したことにより、おしゃれな図柄や着方が広まったそう。

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※google画像検索から拝借 中村吉右衛門演ずるくわんぺら門兵衛

浴衣の代表的な図柄について。
歌舞伎役者が自分好みの柄を考案し、浴衣にしご贔屓筋などに配ったり楽屋着にしていたそうです。

これは、三代目 尾上菊五郎の斧琴菊。(よきこときく)

これは、7代目 市川團十郎の鎌輪ぬ。

こちらは、4代目 松本幸四郎の高麗屋格子。
歌舞伎にちなんだもの以外にも、、、。

こちらの男性が着ている蝙蝠(こうもり)柄。これは、蝙蝠が長寿であることから吉祥文様として用いられるようになりました。ちなみに、帯は斧琴菊ですね。

この他、とんぼ、金魚、竹、など、いずれもおめでたい図柄として古くからよく用いられるモチーフです。

主な浴衣の産地としては、東京、浜松、京都などがあげられますが、粋な柄が美しいのはやはり東京、でしょうか。

浴衣の種類としては、
綿コーマ、綿絽、綿紅梅、絹紅梅があります。紅梅とは、デコボコした様を言っていて、それが特徴です。

お話の後、会場のお客様の浴衣姿の解説など、盛りだくさんでした!

Mr Yasuda had a talk session about yukata for beginners. Some of patterns of yukata became really popular by kabuki stars in Edo period such as “kamawanu”, “yokikotokiku” and “Danjuro koshi”. Yukata is mainly made in Tokyo, Hamamatsu, Kyoto and they have their original style in each region.

 

あこや

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