冨田潤 帯展 at 青山八木 Jun Tomita Obi Exhibition at Aoyama Yagi

青山八木さんで15日(水)~開催中の染織家 冨田潤さんの個展に伺ってきました。

冨田潤さんは、その芸術性の高さと美しいデザインで大変人気の染織家で、ご本人のカッコよさもさることながら、冨田さんご自身のライフスタイルの素敵さも大変人気のアーティストです。

私は個展に伺うのは初めて。青山八木さんでも、実に8年ぶりの個展だそうです。

店内に並ぶ美しい帯の数々。

色合い、風合い、どれをとっても美しく、帯の力強さに驚きました。それなのに、触ると見た目よりもずっとしなやかで、青山八木の由実夫人のお話しですと、とっても締めやすいんだとか。

こうしたモノトーンの帯。かっこいい!!

小物でアクセントをつけたらめちゃくちゃおしゃれ。着こなせるのか、を問われているような気分になりますね。ちなみにこの帯と合わせているのは、青山八木さんのオリジナルの八草紬。いい色です。

なぜ、こうした絵画的な絣柄が出来上がるのか、そのお話を聞いて驚きました。まるで織り上がった帯地の上から刷毛で染料をざざっと乗せているようなイメージを持った私。このブラッシュストローク感がものすごく絵画的な印象を与えていますよね。

これは、経糸を整形(経糸を整える)した後、そこから染料で経糸に染を施した後に織る、という冨田さんの手法から生まれる独特なものです。色合いが複雑なもともとの経糸(いろんな色の糸を混ぜている)の色に更に色を施すことによる立体的な作業が、この美しい雰囲気を生み出しているのですね。

最後に在廊されていた冨田潤さんと。

カッコよすぎるだろー!お背も高くてすごく素敵な方でした~~。

冨田潤さんの個展は、明日11月18日(土)まで開催中です。見る価値大ですので、ぜひ足をお運びください!

※商品のお写真はすべて青山八木さんに許可をとって掲載しております

 

あこや

 

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