「二代目 中村吉右衛門 写真展」へ Kichiemon Nakamura the second photo exhibition

銀座のミキモト本店で開催されている、二代目 中村吉右衛門さんの写真展に行ってきました。

今年、初舞台から70年を迎える中村吉右衛門さん。彼を長年の間撮ってきた写真家 鍋島徳恭氏の写真を手漉きの伊勢和紙に印刷して展示するという、非常にユニークな写真展でした。

入口を入ると、大きな吉右衛門さんが暗がりの中にボワッと現れます。

この写真がこの写真展の全てを物語っているのですが、とにかく、会場は真っ暗。和紙に映し出された写真にスポットが当たっているだけという、なんともいえない漆黒空間。

この妖艶でもあり、一瞬、怖さも感じるこの佇まいが、まさに「歌舞伎」の世界を表しているな、と感じました。現代は、誰しもがスマホでそれらしい写真を撮ることができますが、やはりプロの仕事は違うな!という迫力あるものばかり。

美しいけれど、どこか、狂気的というか、妖気的というか、そんな雰囲気が作品からビンビン伝わってきて、最初から寒気が(笑)。ただ風邪引いていただけかな?!

写真展は12月9日まで開催中です。ぜひ銀座へ行かれる際は、立ち寄ってみてください。

 

あこや

Leave a Reply

CAPTCHA