きものサローネ Kimono Salone

快晴の週末。今年は行かないな、と思っていたけれど、お友達に声をかけて頂いたので行ってきました、きものサローネ。

日本橋Yuitoで開催されていたきものサローネ。もう今年で何回目なんだろう(8回目だそうです)。

このイベントは、HPによると「きものを楽しむ国内最大規模のファッション&カルチャーイベント」ということで、きものに特化した包括的なイベントという点においては唯一でしょう。きものメーカーなどが直接、消費者とつながれる場を提供しているという意味でも、本来価値のある場なのですが、ここ最近は足が遠のいていました。

会場に着くと、今年のポスターがお出迎え。

「令和、きもの未来元年」という謎のコピーとこのイラストレーションに若干驚きつつ…。どういう意味なんだろう。

会場はとにかく様々なジャンルのブースがごっちゃごちゃに並んでいてカオス。お祭り感があるとも言えなくはないけど、高校の文化祭みたいな感じ。よく△△織物組合などがやっている催事と雰囲気は似ていますが、サローネの場合、出展者が本当に多様なので、どこから観ていいのかわからなくなり、わーっと圧倒されているうちに見終わります。今回も、知り合いのブースにご挨拶して早々に会場をあとにしました。

こういうイベントに来て客として思う事。

  1. これまで自分が知る機会がなかったメーカーさんや商品、若手活動家に出会える。知らなかった世界に出会う。これってとてもいい事。
  2. 一方、あまりにもカオスな雰囲気に、いいものもいいものに見えない。せっかくの機会がもったいない。
  3. イベントのターゲットって誰なんだろう。きものといっても、めっちゃ幅広いわけで、演出やイベント運営にはある程度の想定ターゲットが必要なのではないか。多様さが売りなんだろうけれど。

批判めいた感想なんて誰にでも言えますよね。主催している方々は、きものの楽しさを伝えようと、日本橋という町を和文化で盛り上げようと一生懸命なのだから、そこは超絶リスペクト。嫌なら行かなければいいのです。

でも、例えば、日本全国にあるきもの産地基軸にブースを集めたエリアを作るとかとか、若手個人作家特集エリアがあったり、和装小物ブースはまとめて、着付け学校ブースエリアでは常時デモンストレーションをやってるとか、、、。あの中で飲食も出来るコーナーなんかもあったら、滞在時間が長くなりそうです。まぁ、それを取り仕切るのは死ぬ程大変で、このイベントの実行委員会は皆さんボランティアでやられているようなので、マンパワーにも限界ありますよね。でも、ちょっとした整理整頓でもう少し見やすくなりそうなんだけどな。しかし、あのカオス感がいいのかもしれないですよね。予算もないでしょうし、リアル体験イベントというのは難しいです。どこの業界も。

さて、会場を後にし、お隣のCOREDO室町でお茶しました。

鶴屋吉信さんで和菓子づくりのデモンストレーションを見ながらお茶をいただく。オーダーした和菓子をすぐ目の前で職人さんが作って下さいます。

お友達は柿を。あっという間に美しい柿のお菓子が供されました。
私は。。。

栗を。ぷっくりしてて可愛い〜❣️

お抹茶と一緒にいただきました。美味しかった!

イベントはたくさんの人が来場していて賑わっていました。季節は袷に。きものでのお出かけ、いっぱいしよーと!

あこや

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