京都 おか善個展「四季のたわむれ〜伝説の世界〜」@銀座 文藝春秋画廊

2月4日(火)から銀座の文藝春秋画廊で行われている
京都の老舗呉服店 おか善さんの個展「四季のたわむれ」に出かけてきました!

今回は、四季折々の伝統の文化・催事をテーマに京友禅や風景・造形等の図柄のきものや帯で
十二ヶ月の四季の移り変わりを表現する展示が行われています。
お正月、おひなさん、七夕、といった具合に、
京都ならではのはんなりカラーに可愛らしい刺繍や図柄が素敵な作品がたくさん展示されていました!

そして、中でも私が釘付けになったのは、こちら!

おか善さんの職人さんによる、つづれ帯の織りの実演です!
この織機、京都から解体して運んできたそう☆

つづれ帯といえば、金糸銀糸がふんだんにあしらわれた非常にお値段もお高い帯、
という様なイメージがありますが、今回の個展でたくさん出展されていたのは、
普段から締められるというつづれ帯の数々。

お写真の職人の方曰く、昔はつづれ帯こそ小紋から留袖まで幅広く使える便利な帯で
5−6本持って便利に使ってたもんです、とのこと。

いつのまにか、高度な技術を持つ職人さんが減るのと比例して
金糸銀糸を用いる高級帯の代名詞になったそうです。

この写真を見ると、緯糸を斜めにしながら重ねています。

これは、経糸にしっかり緯糸が絡む様に斜めに糸を引っ張る事で長さを出し糸を掻くのです。
そうすることで緯糸の美しい色で敷き詰められたつづれ帯が出来るのだそうです。
それが上手に行かないといわゆる平織りとして経糸が表に出てきてしまうため
美しいつづれ帯にはならない、という細かい作業なのですね。

そして、、、

つづれ帯と言えば、独特の爪掻きで模様を表現してゆく織り方で有名ですが、
この爪。私、初めて職人の方のギザギザの爪を生で見ました!

職人の方たちは常に「ヤスリ」を中指の爪にあて、のこぎりの歯状に刻んでおき、緯糸を織り込み、多彩な模様の色糸を一本ずつ越し、その都度、櫛で織り寄せます。

経糸の下に「織り下絵」を置き、緯糸で柄を織ってゆく・・・つまり糸で画を描くようなものですね。素晴らしい作品を目の前に、職人の方々に対して本当に尊敬の気持ちとこのままこうした高い技術を継承していただきたい、という想いでいっぱいになりました。

たくさんつづれ帯についてお話を伺う事が出来て、貴重な機会となりました。
おか善さん、ありがとうございました。

 

あこや

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