注染工場見学へ〜その①〜 tour of a dying factory for Yukata and Tenugui

連休の大混雑の東京駅から、東北新幹線にのり、宇都宮へ!

宇都宮へ降り立つのは初めて!
東京駅から約1時間で到着です。この日は、きもののお勉強!注染工場見学へ行ってきました!
こちらが、この日見学させていただいた中川染工場さんです。

みなさんは、「注染」という言葉を聞いたことがありますか?

夏に浴衣売り場へ行くと、この言葉が添えられた浴衣が多く販売されているのを見たことがあるかもしれません。注染というのは、字のごとく染め方のひとつ。明治時代に生まれた型染めの技法です。機械織りの薄い木綿白生地に、化学染料を注いで圧縮空気の力で染めるという面白い染め方。

主に、浴衣や手ぬぐいなどが注染で染められるものになります。
とはいえ、今販売されている浴衣や手ぬぐいが全てこの方法で染められていると思ったら大間違い!

注染の工場は、現在では全国に5、6軒しかないといいます。手間がかかる注染に対し、現在では捺染というプリントが主流になってきています。

工場の敷地に足を踏み入れると、大きな櫓(やぐら)が!

なんだろう、、、と思っていると、これは精錬を終えた白生地を干すためのものだそう!高さで言うと7メートルくらいあるそうです。
大きい!

早速工場の中へ。

2階にあがると、染める前の白生地がたくさーーん!

用途や依頼主のオーダーによって様々な生地が並んでいます。コーマ、しじら、綿紅梅、綿麻、絣、綿絽。。。
浴衣の生地だけでなく、手ぬぐい用の生地も。それぞれ特徴が異なる生地ですから、扱いもそれぞれ異なります。繊細な仕事です。

こちらが、この日ご説明をしてくださった中川さん。

こちらの工場の息子さんです。まだお若い!
白生地がたくさん置いてあるお部屋の奥に目を移しますと、一人の女性が!

なにやら、機会の前に座って、作業をされています。

これは、さきほどの櫓で乾燥させた白生地を、丸巻と言って、よくみる反物のような形にまるめる作業をされているのです。

足下を見ますと、大きな穴が切られています。ここにながーい白生地を落として、それをたぐり寄せるように機会で丸めて行きます。

浴衣ですと、幅38−42㎝、長さ13mほどが標準的な1反分。長い長い白生地をこうして作業がしやすいように、穴から階下へ落として巻きやすいようにしているんですね。

巻き上がった白生地がこちら。

美しく並べられています。ここからがとっても面白かったのですが、これらの白生地を大きいものだと50反位をひとまとめにし、階下の染めの現場へ運ぶんだそうなのですが。。。

こーんな風にして大きなロール場に!太鼓と呼ばれていました。
この太鼓を、なんと、階段脇のこの滑り台から、、、

下へ転がして運ぶんですって!

かなり急な滑り台で、驚きました!
つづく。。。

I visited the chusen factory where they dye yukata and tenugui with chusen way. Chusen factoryies gradually reduced , now there are only 6-7 factories in Japan. I report the craftsman of valuable chusen factory.

 

あこや

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