【京ごふく おか善】自分好みの袋帯お誂え

クリスマスも過ぎ、26日が仕事納めだったという方も多いのではないでしょうか。
いよいよ新年の準備がはじまりますね。まずは大掃除かな。

先日、我が家に珍しいお客様が☆
京都の老舗呉服店「京ごふく おか善」の6代目 岡本淳平さんです。
爽やかなハンサムさんです☆

以前から、おか善さんの上品なきものが大好きだったのですが、あるご縁がきっかけで岡本さんをご紹介いただいてから同世代ということもあり、仲良くしていただいています。

おか善さんといえば、京都の老舗!ご説明も不要かと思いますが、
梨園の方や女優の方にも支持される京の正統派好みの味方!!といった呉服屋さんです。

前回京都のお店を訪れた際に見せていただいた袋帯が気になって、お誂えをお願いすることになったので、東京にお仕事でいらしたついでに岡本さんが家に寄って下さいました。

前々から黒地の袋帯を探していた私。金糸銀糸がはいる格調高いものではなく、普段のよそ行きに締められるものをと考えていた時におか善で見つけたのがこの七宝柄に花菱の袋帯です。

京都でも拝見した黒地と白地2種類を持参して下さっていたので、じっくり並べて悩みます。
これは岡本家の女性陣の私物。お借りしました。地色で本当に印象が全く違います!

こちらの白地は岡本さんのお姉様のものだそうですが、ふんわりした印象が女性らしいですよね。この地色に対して七宝柄の糸の色を自分なりに選び、配色していくのが今回のお誂えの醍醐味!私だけの袋帯を作ります☆

さんざん悩んだあげく、やはり初志貫徹。

ベースは黒地を選択しました。ここに、岡本さんが持参して下さった糸を並べ、あーでもないこーでもないと悩む悩む!しかし、この糸、とっても軽くてラプンツェルの黄金の髪の毛みたい!と大興奮!綺麗ですよね!

ベースの色味が異なると、帯地に糸がのった時の発色が全く異なるため、そこも計算して考えなければいけません。同じクリーム色でも黒ベースになると強烈なインパクトを持ちます。

岡本さんからのアドバイスは、「きき色」。

このようにたくさんの色を使う場合、1、2色の「きき色」を使うことで、全体が締まるというのです。つまり、淡い色味の糸を選んでいるのであれば、1、2色はぐっと濃い色味をアクセントに選ぶ、といったことです。

難しい!!

自分の手持ちのきものの色と比べながら、色を置いていきます。七宝柄は吉祥文様ですから格式ある場にもふさわしく、でも今回は金糸銀糸を用いらず、色味で遊ぶことで、普段のお出かけにも合わせやすい袋帯を目指します!

第1回目のミーティングはなんとか終了。おおよその構成は固まったものの、糸の色味をもう少し検討することになりました。道はまだ長い!

また、進捗はこのブログでもご紹介しますね!楽しいな!お誂え!

 

あこや

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