昔の女優さんて素敵 Ladies in old movies

寅さんの「男はつらいよ」第一作から50年経って、再び映画が制作されるそうですね。
寅さんて、私が物心ついた時には、後藤久美子さんとか牧瀬里穂ちゃんが出てるお正月映画くらいなイメージだったのですが、実はとても好きな映画です。最近のNETFLIXやAmazonプライムのおかげで、第一作からいつでも家で観られるので、ついつい見直し。

この50年というのは、日本は大きな生活の変化があったのだな、と寅さんを1作目から見ていると感じます。寅さんみたいな人がかろうじて似合っていた初期時代から、もう最後の方は、こんな人今の日本には絶対いないでしょって言うくらいの違和感。出演される女優さんの衣装や言葉遣いにも変化があって面白いです。

私が好きな作品はたくさんあるんですが、きものを素敵に着ているマドンナの中で大好きなのが第一作のマドンナ 光本幸子さん。帝釈天の御前様のお嬢さんの冬子さんを演じている新派の女優さんだそう。

光本幸子さん

めっちゃ綺麗〜!佇まいはもちろんの事、当時のお嬢さんの言葉遣い(台詞だけど)が綺麗で、みんながこんな風に話していたら、日常の風景はもっとゆったりいい感じだろうな、なんて思うのです。言葉遣いと言うか、イントネーション?かな。

「あら、寅ちゃん。」
「お嬢さん!」
会話のやり取りが可愛い〜。

きものを着ている時はせめて、時代が止まったみたいな空気でいるのも悪くないな、なんて思ったり、当時のお嬢さんや奥様たちに憧れちゃう。日常で着る美しいきもの姿って本当に素敵。

第一作は、ひろしのさくらへの告白シーンもかっこいいし。ひろしもさくらもこんなに若かったの?!って驚きます。あと、寅さんのどうしようもなさが、初期は半端じゃない!見ててイライラする!(笑)

でも、こういう昭和の映画って、当時の生活風景に色んな発見があって本当にこんな時があったの??と観ていてすごく面白いのです。皆さんもお時間あるとき、観てみてくださいね。

あこや

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