武者小路千家 初釜へ Mushakoji Senke Tea Ceremony


先日、ご縁あって武者小路千家の初釜へお呼ばれしてきました。

千駄木にあります東京稽古場「官休庵」は、駅からすぐの静かな住宅地にあり、都心では大変貴重な空間。こういったところでお稽古できる皆さまはお幸せだな~。

私は、小学校から茶道をずっと習っていたので(その後、残念ながら、社会人になってやめてしまいましたが)、お茶の世界は割と身近なものでした。子どもの時は、お菓子が美味しい、くらいのモチベーションでわけもわからずに習っていましたが、大人になると不思議とこのような場が貴重に思え、改めてお茶の世界も良いものだな、と感じています。

最近は、なかなかお茶会にお邪魔することも少なかったので、久しぶりに嬉しいお誘いでした。

ご一緒したお友達と

西日がまぶしくて、すごい表情ですが、ご一緒した友人は福引が当たってお家元の書をゲット~。縁起が良いスタートですね。

武者小路千家は、私と同世代の若宗匠がメディアなどでも活躍されており、SNSでも頻繁に情報発信をされています。伝統文化はただでさえ一般には分かりにくい世界で縁遠いものなので、大事な活動ですね。

きもの業界も、メーカーさんや職人さんもどんどん情報発信をすればいいのにな。みんな作り手の思いを知りたいのです。

家元のお濃茶席から、点心、そして若宗匠のお薄席と、堪能いたしました。点心は三友居さんだそうで、美味しく頂きました。主菓子もお干菓子も美しく美味しかったのですが、写真が撮れず残念。

例年は干支の盃だそうですが、今年は天皇陛下が即位された翌年ということでネズミではなく、おめでたい意匠の盃が配されました。上の植物は梓、下は紅白の利久梅だそうです。

初釜といえば、皆さん訪問着だろうと思ってはいたのですが、この日は、薄い桜色に相良刺繍の入った付下げにしました。なぜかって?気分です。笑 

実際伺ってみると、お茶席は、男性はスーツ、女性は訪問着というスタイルがほとんどでしたね。前から思っていたのですが、茶道愛好家の皆さんがお召しになるきものには、独特のワールドがあるな、と感じます。スナップして並べたら何か共通点がありそう。言語化したいな。きものも洋服と同様、結構ジャンルがありますよね~。分類したら面白そうです。古典かモダンか、というような、そんな単純な分類では足りませんね。

1月も半ば過ぎになりましたが、再びお正月な気分を味わえ、気持ちがシャキッといたしました。貴重な機会をいただけて、感謝です。ありがとうございました!


あこや

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