お手本にしたい、美智子皇后様 Our beautiful Empress Michiko

お正月、かなりのんびりいたしまして、心も身体もゆるみ切っておりましたので(笑)、、、

喝!!

実家のきものの整理をすることにしました。自分のきものについては、丁寧に日々整理を心がけているのですが、ここは一気に父、母や妹のきものの手入れをしました。

何度も見ているきものや帯も、改めて広げてみますと、「ああ、このような柄もあったな、、、」

「これはいつか譲ってもらいな。。。」などとつぶやきながら、このひとときがまた楽しいのです。

そんな中、こんな帯が出てきました。

私にとっては、成人式の振袖の時に締めた帯で、とても懐かしいもの。大きな揚羽蝶が織り出された袋帯です。これは祖母が母に買ったものだそうなのですが、母曰く、これは美智子様がしていらっしゃる帯と同じデザインで、そのデザインが解禁された時に祖母が買い求めたもの、というのです。

皇室を愛していた祖母らしいミーハーな行動ですが(笑)、当時、この帯の柄はとても流行したんだとか。美智子様が身につけるものは洋服でも和服でも、なんでも人気が出たんですね。現在のイギリス王室のキャサリン妃の様です。

ふと思い出し、美しいキモノの付録の皇室のきものというムックを引っ張り出すと、やっぱり!
この表紙で美智子様がお召しの帯が、まさにこの揚羽蝶の柄の袋帯です。

見えにくいのですが、紅梅白模様の訪問着に大きな揚羽模様の袋帯姿。このムックによれば、きものの意匠は、前田青邨の日本画を写したものだそう。香淳皇后の日本画の先生をされていたのが青田青邨。きっと、そのことを知って前田先生にお願いされたんだろうな。美智子様はそういうお方。この時の装いから、この蝶模様の袋帯がブームになったと書かれています。

まさに!うちの祖母もその一人だったのね!(笑)

もちろん、私もこの帯が大好き。蝶が好きな私ですから、この先も機会があれば締め続けたい大切な帯です。

今回改めて、ムックを拝見していて思ったことは、美智子様はなんてお美しい方なのだろう、、、

ということです。

自然と涙がでるほどに、美智子様はお美しくてまぶしい。時代によって、美智子様の表情が当時の美智子様の全てを表し、その姿がとても毅然としていらして、まっすぐ前を向いていらして、どのお姿もとてもお美しいのです。お強くて勇気があってお優しい美智子様。

こんなに美しいお手本が、私たち日本女性にはある、そう思うと心が震えます。美智子様はいつも私たちに、人に対して、自分に対して、どう振る舞うべきか、という見本を見せて下さっています。

美智子様は、お若い頃からずっと、おきものを大切なタイミングにお召しになっています。お会いになる方に会わせて、赴く場所に合わせて。きものの着姿は、その人の人生が丸ごと出ると申しますけれど、まさに美智子様のその着姿は、聡明でお美しい。きものを愛する身として、恐れ多いけれども、お手本にしたい。

美智子様は私たちの自慢の皇后様☆☆☆

 

あこや

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