歌舞伎観劇の装い Outfit of the day

迷い多き5月の装い

5月に着るきもの選びは、難しい・・・。そんな声を良く聞きます。

難しい、というより「迷う」、ということなんですよね。自分で判断がしにくい。それが難しさにつながっています。何を迷うのか、というと、季節と自分の装いがマッチしているのか、ということ。

教科書的な話で言いますと、きものの装いには、大きく袷、単衣、薄物(夏物)の3パタンがあり、それぞれにこの時期に着るとよいという大まかな季節の目安があります。春先のきもの雑誌などではこぞって季節と装いの対応表みたいなものを掲載するなど、それほど皆さん不安に思うタネのようです。

 

かつての日本では、袷から単衣に切り替わるタイミングは6月とされていました。ですが、昨今の温暖化で、単衣の登場がだいぶ早まっている、というのが実情。しかも今年は桜も早かったですよね。GW前後から、単衣姿の方々をお見かけしていました。

 

團菊祭の装い~沖縄の花織~

先日の歌舞伎観劇の私の装いは、もちろん数日前から何を着ようか非常に迷っていました。

結局、観劇に選んだのは袷。

この日は、前日の30度近い夏日とは打って変わって、昼過ぎから雨模様という予報。朝からどんより曇り空で最高気温も20度程度という日でした。

ということで、ずーっと着たかった沖縄の染織家 山口良子さんの花織のきものに、勝山健史さんの袋帯を合わせました。このきものは、色味も相談に相談を重ねて、理想どおりの色に仕上げていただいたものなので、思い入れもひとしお。

ちょっと小物のコーディネートは、だいぶ再考の余地ありですが、細かな花織の文様が分かっていただけますでしょうか。花織といえど、その文様はたくさんありますので、興味ある方はぜひ色々調べてみると楽しいと思いますよ。

本当に軽くて着心地が良くて光沢があって、もうルンルンでした♪

ちょっと怖いけど、どアップ失礼します。

前はこんな感じです。この日、新しい補正にトライしていたのですが、あんまり功を奏しませんでした。日々、挑戦の連続です。(笑)

 

歌舞伎座前の美容室-Suzu-

さて、この日のヘアスタイルは、こんな感じにコンパクトにまとめていただきました。この日お世話になったのは、歌舞伎座の目の前にあります美容室「Suzu(すーず)」さん。

こちらのスタイリスト池田さんは、表参道にありましたセットバーにいらした方で、アップスタイルのセットがとてもお上手なんです。歌舞伎座へ行く時は、目の前なので非常に助かっています。お勧めです!

【Suze】
住所:東京都中央区銀座5-13-2 長岡ビル2F
電話:03-3543-2926
HP:https://beauty.hotpepper.jp/slnH000192382/
※火曜日がお休みです。

 

あこや

 

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