きものバッグについて考えてみる
皆さんは、きものを着たときのバッグってどうされていますか?
きものバッグの定番と言えば、利休バッグ。
京都へ行くと必ず立ち寄る和装小物の井澤屋さんのバッグです。(HPからお写真拝借)こちらにはいつも素敵な利休バッグがたくさんあります。
利休バッグの特徴は、
●布地であること
●きものの柄に合うような和柄中心
●この四角い形
様々な種類がありますが、何にでも合いやすくて上品に見えるということで、この写真にあるような白地タイプがメジャーな気がします。
では、利休バッグ以外は、、、というと、あまり思いつかないですね。
よく「きものにはどういったバッグを持てばいいのでしょうか」という質問を受けるのですが、利休バッグ意外、選択肢が全くないのです。「お洋服の時に持っているバッグを使えばいいですよ」
私の答えはいつもこうです。
きもの用のバッグと考えすぎることなく、普段お洋服で持っている使い慣れたものでいいと思うんです。ただし、肩掛けタイプはNG、素材感はきものとの調和を考えること、持ち手の長さは短めのものがバランスがいいかな、と思います。それぞれのきものスタイルは千差万別ですから、要は、調和がとれていたら何でもいいんですよね。手持ちが長めの巾着タイプを好む方もいるでしょう。
以前、木村孝先生のお勉強会に伺った時、先生がおっしゃったことが印象に残っています。
「きもののバッグだけは、進化出来ずに来ちゃったわね」
そう。誰もきものに合うバッグを考えてこなかったなんて!なんだか意外でした。
女性だけでなく、男性のきもののバッグというのも困り者です。印伝しかないのか!そんな気持ちになります。
さて、先日、デザイナーの友人から「きものに合うバッグを作りたいから、相談に乗ってほしい」と言われ少しおしゃべりしてきました。彼女も、利休バッグでない、きものに合うバッグを提案してみたいと考えたのだそうです。
私は普段利休バッグは使いません。きものバッグにはいろいろ思うところがあったので、好き勝手話してきました(笑)。
きものと言えど、スタイルや好みは人それぞれなのでオールマイティなバッグを作り出すことは難しいかもしれませんが、ぜひ新しい提案を世の中にしてほしいな、と思いました。
楽しみにしてます!
あこや
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