東京29度!どうする?長襦袢 Preparing for summer
ゴールデンウィークも快晴がつづいた東京。
今日の東京は、最高気温29度との予想が出ています!完全に夏日!!!
こうなりますと、今日のきものの外出は単衣で、、、という方も多いかもしれませんね~。本当に単衣の活用時期が広がっている今日この頃です。
とは言いつつも、まだ袷で外出する方も多いと思いますから、ぜひとも長襦袢は単衣にされてください☆
昔よく、木村孝先生が、
「きものって、ノースリーブのワンピースに比べれば、何を着ていたって、結局は暑いもの。でも、お洒落とは、時に忍耐が必要なものなのよ」
とおっしゃっていました。私もそう思います。ある程度は、暑いものなのだ、と割り切ることも大切。
なので、過敏に過剰に毎日の天気に左右されて、下着はどうしよう、半衿はどうだ?と悩まないようにしている私。とはいえ、29度にもなろうという日に、袷の長襦袢に袷のきものはもうさすがに暑いです。なので、きものは袷でも、せめて長襦袢は先行して衣替えしちゃいましょう!
【昔ながらのパターン】※分かりやすいようにざっくり分けています。厳密なルールがあるわけではありません!
●袷きもの(10月-5月) + 袷用長襦袢 + 袷用半衿(塩瀬が代表選手)
●単衣きもの(6月&9月) + 単衣用長襦袢 + 半衿は時期による(6月は絽、9月は袷)
●夏きもの(7-8月) + 夏用長襦袢 +夏用半衿(絽が代表選手)
通年できものを着ようとすると、このようにきものが変われば襦袢も半衿も変わるということを頭に入れておかなければいけません。考えたら、長襦袢も3種類必要なのか、、、なんだかとても贅沢な気分になります。単衣のためだけに長襦袢なんて作れない、、、だって、単衣って着る時期短いよね!?
そう思った方も多いと思います。ですが、、、
最近は、気候変動の影響もり、6月と9月と決まっていた単衣の時期が、5‐6月と9‐10月と着用時期が確実に長くなっています。1年12カ月のうち3分の1にあたる4ヶ月間が単衣を着るに十分に値する暑さ!こうなってくると、盛夏といわれる2か月がむしろ特別感が出てきますね(笑)
(6月も9月も絽の長襦袢で済ませるわ、という方も多いかも!)
単衣の時期の長襦袢と言っても、何が違うって仕立ての違いもあるけれど、生地選びが最大のポイントです。いかに軽やかでサラッとしていてヘコタレにくくて、、、。ありがたいことに、生地自体の技術革新も進んでいます。
ものぐさの私も、以前は、単衣用の長襦袢を別に誂えていましたが、今は、単衣の時期から秋口まで通しで使える長襦袢に出会い、すっかり1年の半分はその長襦袢だけで過ごしています。そんなのが一枚あれば多少の天候の変化にも楽チンですよね。
それが未来襦袢!
先日、伊勢丹の催事でも出店していた京都の浅見というメーカーさんが開発した襦袢地を使用した長襦袢で、軽くてサラッとしていて適度なシャリ感があり、単衣の時期から盛夏の時期までこれ一枚で過ごすことができます。
以前のブログ⇒ きものアルチザン京都 浅見さんの長襦袢 at 新宿伊勢丹 Nagajuban fair at Isetan
呉服屋さんですと、私が知る限り、青山八木さんでお誂え可能です。
ちなみに、半期通して長襦袢を使う場合も、半衿には要注意です。
5月は、いくら暑くても半衿等(帯も)の小物類はすべて袷用を用います。ですから、長襦袢が透けてても先走って半衿を絽などにするのはNG。5月でしたら少し涼しげになる楊柳といった素材の半衿か塩瀬の半衿が良いです。(洗えるタイプでもいろいろ種類があるので、活用してください☆)
あこやおススメ半衿 ⇒ http://www.erisho.com/page/179
※こちらは、化繊半衿の種類も豊富!
長襦袢を変える必要がないというだけで、なんだか気持が楽じゃないですか!?
半衿だけ自分で付け替えればいいわけですからね♪♪♪
夏は、ただでさえ暑さにくじけてきものを敬遠しがち。でも、夏のきものこそ、風情があって楽しいものなので、ぜひ、楽してオシャレを楽しみましょう!
あこや
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