三月大歌舞伎を観劇☆男女道成寺 Kabuki-za in March

久しぶりの歌舞伎座へ

春先の曇り空の日。

歌舞伎座へ3月大歌舞伎を観劇してきました。

今月の歌舞伎座は、大御所ぞろい。見応えある演目が昼、夜とラインナップされています。今回お邪魔したのは昼の部。

・国性爺合戦(こくせんやかっせん)
・男女道成寺(めおとどうじょうじ)
・芝浜革財布(しばはまのかわざいふ)

今回の観劇は、京都の京絞り寺田さんはじめ、染織関係者の皆さんにお声がけいただき、中村雀右衛門さんのお席で見せていただいたこともあり、雀右衛門さんの男女道成寺をメインに堪能しました。

国性爺合戦の片岡秀太郎さん、よかったなー。

 

男女道成寺 by 中村雀右衛門

男女道成寺は、「道成寺物」と呼ばれる舞踊の一つ。「道成寺物」の代表作といえば、京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)ですよね。白拍子(しらびょうし:女性の舞師のこと)花子が一人で舞う演目です。

男女道成寺では、京鹿子娘道成寺と同じ曲を、二人の役者で舞います。白拍子と踊るのは花形の立役の役者が多く、今回は白拍子を中村雀右衛門さん、狂言師左近を尾上松緑さんがつとめられました。

この演目でも、寺の所化(しょけ)のひょうきんな雰囲気が楽しく、今回は中村壱太郎さんや、私にとっては初めてだった中村芝翫さんの息子、橋之助さん、福之助さんが出演されていて、とても興味深かったです。

この演目では、白拍子が左近役の役者の家紋と自分の家紋が両方染められた手拭を使って踊りを舞う場面があるのですが、その時使う手拭を舞台の上から役者さんが撒くんですね。道成寺物やお正月などの演目ではよくあるのですが。

これまでも何度かあったんですけど、この日もGETしちゃいましたー(笑)

なんだか縁起がいい気がして、うれしい♪♪♪私の方向に投げてくれた所化さんありがとう!雀右衛門さんの京屋の紋である京屋結びと、松緑さんの四つ輪に抱き柏が染められた手拭。今回の演目限りのものですから、嬉しいですね♪♪

 

あこや

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