水の月の京都へ〜その⑨〜
今回の京都には、着物2枚、帯1枚を持っていきました。
京セラ美術館を訪れた時の装い。マスクスタイル。
6月の終わりの京都、この春ほとんど着られなかった単衣に袖を通しました。
おか善さんでいただいたペパーミントグリーン色のよろけ立涌のお召に、青山八木さんでお願いした銀彩が施されたレモン色の夏帯を合わせました。
この日の私的ポイントは、今回の旅で、四条河原町にある和装小物店「井澤屋」のセールでゲットした帯締。
丸組の帯締で、白と紫の配色が気に入っています。なんせ紫は便利色。
お草履は、きものの色に合わせて銀座ぜん屋さんのグリーンの草履を合わせました。深い色のグリーンなので、色んなおきものに合います。
勉強会の日の装いは、こちら。
牧山花さんの羽衣感たっぷりのきものに、前日と同じレモン色の帯。三浦世津子さんのガラスの帯留を合わせて、夏らしく仕上げました。
どこにも締め色がない、今回のコーディネートですが、むしろそれがしっくり涼やかな雰囲気を作って気に入りました。
以前、きものの着付けやスタイリングをされる江木先生に着付けて頂く機会があった時に、「夏のきものを着る時は、帯をふんわり締めるといいよ」とアドバイスを頂いたことがあります。かっちりとしたお太鼓より、まあるいやわらかい締め方をする方が夏らしさが出る。
いまでも、そのアドバイスを思い出しながら、着付けをしています。
さて、今回の京都への旅日記はこれでおしまい。
皆さま、長いことお付き合いありがとうございました!
あこや
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