Go to 京都旅 〜その①〜

10月に入り、対象エリアに東京都が加わったGo toキャンペーンがスタートしましたね。

もともと10月に計画を立てていた京都への旅でしたが、ありがたいことにこのキャンペーンにのっかって、出かけてきました。今回の旅の目的は、洛風林主催の勝山健史さんの個展を拝見すること。

5月に開催予定だった勝山さんの東京での個展が、コロナの影響で中止となってしまっていたので、ご案内を頂いた時から楽しみにしておりました。

会場は、今年の夏にもお邪魔していた、下鴨神社に隣接する
旧三井家下鴨別邸。


勝山さんにお会いするのは久しぶりだな〜。
こちらの建物は、入場料の500円を支払うと拝見出来るのですが、今回の会場となっているところは、普段は入ることが出来ないエリアだそうです。

会場に到着!勝山さんのきものや帯がずらり〜!


今回も、眼福な個展でした。
しかも、なんて素敵な会場でしょうか!(夏にもお邪魔したけど)勝山さんの作品も映えます。

2階部分が個展の会場になっていたのですが、到着したのが15時過ぎだったので、西日が差し込んでのどかな空気感。


あ、勝山さん、いらっしゃいました。


勝山さん、お客様のお相手でとてもお忙しそうでした!
相変わらずのダンディ〜笑


ご一緒にパチリ♪
この日は、きものも帯も勝山さんでコーディネートして伺いました〜。
綺芙織にルーマニア華文の袋帯です。

東京から京都駅について直接個展に伺ったのですが、東京は小雨が降る寒い朝だったので、袷を着て来たのですが、京都はわりと暑くて、小汗をかきました。


別邸内にある、江戸時代に建てられたというお茶室にも作品が展示されているということで、行ってみました。主催者の洛風林の堀江麗子社長がいらっしゃいました〜♪


麗子ちゃんにお会いするのは、前回の夏の京都訪問以来。今日は展示会のご準備で大変お忙しそうでしたが、一緒にお写真撮らせて頂きました♪

私の斜め後ろに配されている帯、今回の個展で私の一番のお気に入りでした。


こちらのお茶室がまたとても素敵で、ずっと語らっていたくなる様な空間でした。江戸時代からあったのかと思うと、また感慨もひとしお。

麗子ちゃんは、勝山さんの塩繭糸で織った色無地スバル(星柄)のおきものに、洛風林の初代作日月文錦の袋帯を締めていらっしゃいました。この日は、中秋の名月でしたので、素敵なコーディネートだな、と思いました。

さあ、個展に伺ったその日の夜、同じ場所で、お月見の会があるということで、麗子ちゃんにお声をかけて頂き、参加しました。


夜の別邸も素敵な雰囲気です。
この月見の会は、こちらの別邸が主催のイベントで、この建物の一番上に見える望楼から月を見せて頂けると言う、貴重な会でした。この望楼は、大文字の送り火の時とこのお月見の時だけ、予約の方のみに公開されると言う場所だそうです。

まずは、庭園で篠笛のパフォーマンスから。


白拍子(?)の衣装に身を包んだ、篠笛奏者の方が登場。


篠笛って、じっくり聞いたことがなかったのですが、音を聞いて、あ〜これか、とどこかで聞いたことがある旋律でした。調べてみると、篠笛は、庶民の間で愛された笛だったとかで、いわゆるお祭りで「ぴーひゃらぴーひゃら」と表現される類いの笛なのかな、と思います。

この衣装は、烏帽子に白の水干、紅の袴姿と言う、白拍子スタイル。篠笛という楽器の歴史は統一見解がないそうで、「篠笛」という名前自体も大正に入って付けられた名称で、元は大陸から伝わった「横笛」や「龍笛」「能管」「神楽笛」などがルーツのようです。きっと篠笛って、こんな風にお客様の前で恭しく演奏するというよりも、遠くから聞こえてくる篠笛の音色、というような場面のほうが楽器本来のイメージにフィットするのかな。詳しい方、是非教えて下さい!


はじめての篠笛演奏、貴重な機会でした!心地よい音色でした。

まわりもすっかり暗くなり、お庭のライトアップが一段と美しかった。


篠笛のあとは、みんなでお食事〜。
京都は、仕出し文化が盛んなのが素敵だな〜って思うところです。


秋を感じさせるメニュー♪土瓶蒸しもありますね。

さて、食事が終わる頃、「月が出ましたよ」と、係の方がお声をかけて下さり、いよいよ、あのてっぺんにある望楼へ!!


望楼からの月の眺め、こちらです!!


驚く程、月が綺麗に見え、地上から月を見上げるのとは大違い!
感激しっぱなしでした!4畳半程の広さの望楼、ずっと月を見ていられる。。。

スタッフの方が望楼の電気を消して下さると、、、


うっとり。
昔の人たちって、なんてロマンチックなの。家に月を眺める場所を作るなんて。素敵すぎる。。。望楼は、月を眺めるだけが目的ではないけれど、きっと夜な夜な、月を眺めながら、読書をしたりしていたのかも。。。

まさに、月光浴!

スタッフの方の説明では、昔は、もっと街が暗かったから、より月明かりが明るく感じただろう、とのこと。


お月見なんて、ちゃんとしたことなかったから、本当に伺ってよかったな、って思いました。月のパワーをもらいましたよ!

さて、階下に降りると、お茶室でお茶とお菓子をご用意くださっていました。


さきほどのお茶室です。


わーい♪お抹茶に、出町柳ふたばさんのお月見のお団子!

なんだか面白い形をしていますよね。関西だとこのような形のお月見団子がよく見られるそうです。諸説あるそうですが、月に雲がかかっている風景、を表現したものなのだとか。初めて見ました!

日中に、ふたばさんの前を通ったら月見団子を買い求めるお客様で大行列だったので、頂けてラッキーでした♪

一緒にお月見した妹と。


この暗がり。
陰影礼賛ですね。

私のきものの光沢がすごいのが分かりますか?
勝山さんの絹のパワーですね。ドレッシーな織のきものです。
ちなみに、妹が着ているのは妹のブランドakurarobeのワンピースです。肩のおリボンが可愛いです。

勝山さんの個展からお月見と、堪能した一日でした!
ありがとうございました。




つづく



あこや

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