静岡市立芹沢銈介美術館へ Visiting the Shizuoka city Serizawa Keisuke art museum

京都へ行く前に、ちょっと寄り道。

静岡県静岡市にあります芹沢銈介美術館を訪れました。

朝から気温が上昇して暑い暑い静岡でした。静岡駅から登呂遺跡行きのバスに乗り込み15分ほどで美術館に到着です。

染色工芸家 芹沢銈介は、明治28(1895)年静岡市葵区本通に生まれました。東京高等工業学校(現・東京工業大学)図案科卒業後、生涯の師である柳宗悦と、沖縄の染物・紅型(びんがた)に出会ったことを契機に、型染めを中心とした染色の道を歩み始めます。

いわゆる民藝運動の時代。
私は、最近まで「民藝」の食わず嫌いというやつでして、勝手な偏見で興味を持つこともなかった世界です。ですが、駒場にある日本民藝館を訪れ、当時の民藝運動で注目された作品たちを拝見し、なかなか現代にも通じるかっこよさを持つものも多くある、と感じたのです。それ以来、まずは、知ってみよう、ということで、今回も芹沢銈介美術館に来ることが出来ました。

芹沢銈介は染色工芸家という肩書きを持ち、後に人間国宝にもなられる方ですが、そのデザイン性と型染めの色彩に私はとても魅かれました。何の知識もない分、とても新しいものに見えたんです。

こちらが美術館の入り口。とっても立派な建築物でした。

伺った日の展示は、「芹沢銈介と沖縄」。

芹沢の染色活動のバックボーンになった沖縄の紅型をはじめ、紅型にインスパイアされた芹沢自身のきものや、のれん、屏風などたくさんの作品が展示されていました。

見応えたっぷり!

同行していた友人は、アートディレクターとして活躍している友人だったのですが、芹沢銈介のことをこれまで知る機会がなかったと話しており、正直びっくりしました。(私もついこないだまでよく知らなかったのですけどっっw)

美大の授業でも芹沢銈介についてはやらないのだそうです。

なぜ!?こんなにグラフィカルな作品で時代を一世風靡した人なのに!
なんでもデザインについてはヨーロッパや欧米の勉強が中心なのだそう。それってどうなの!?なんだかもったいない!!そんなことを話しながら、友人も大いに刺激を受けていました。

きものに興味があって、染織に関心がある方は、民藝運動や柳ファミリー、そしてその仲間たちの活動はお勉強してみると面白いと思います。私もまだまだわからないことだらけですが、日々お勉強中です♩

さて、せっかく静岡に来たということで、清水まで足を運んで新鮮なお魚を頂いたり楽しみました。そしてとても印象的だったのがこちら。

こちらには朝食を食べにいったのですが、おにぎりやさんで、一緒に静岡おでんが食べられると言うお店なのです。店内は昔の駄菓子屋さんのような感じ。

暑い中、静岡の黒いおでんを初めて頂きました!美味しかった!

おでんの具も東京とは少し違って、ナルトや黒はんぺん、牛すじなどなど。これに鰹の削り節をかけて頂きます。

今の時代とっても貴重な雰囲気のいいお店でした☆

 

あこや

 

 

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