振袖の季節
お正月、成人式を控えるこの時期、きものの着付け業界は、振袖の着付けの練習に力が入ります!
自治体の成人式などでは、大勢の着付け師さんが、短時間に何千人という新成人を着付けていきます。その様たるや戦場です!
お母様がきちんと準備をしてくれているお嬢様がたばかりではありません。しつけもついたまま、必要な備品もない、など大変☆私も練習練習!
母の成人式の時の振袖です。
この半襟も何とも言えず、クラシカルなんですよねぇ。
母の記憶だと薄い空色地の振袖だったそうですが、時間が経ち、濁った薄い銀色に見えます。
しかし、菊の地紋に見事な大柄の刺繍と桃色の疋田が豪華な振袖です。なかなかこうした手のこんだ振袖は近年見ることは出来ないのではないでしょうか。
帯は、ターコイズブルーに金糸銀糸の刺繍が豪華な袋帯を合わせました。
藤の花、扇、蝶、牡丹、橘、桐など様々な刺繍が施されています。私は、振袖にはやっぱり二枚扇(ふくら雀)が可愛いと思います。
きものはやっぱり、ハレのものだな。
あこや
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