自分らしい着姿を考える What is your own style?

先日、久しぶりに妹の着付けをしました。身長も体格も全く違う彼女に私のきものを着せたので、彼女の体に合わせてきものを調整しながら着付けをしました。その辺り、ある程度自由がきくのがきものの良いところですね。

※妹です。

染の北川さんの糸菊の小紋。本当にこのきもの、可愛くって大のお気に入り☆

着付けをしていて、日々感じるのは、人によって、本当にいろんな体型があるなぁ、ということ。

当たり前のことなのですが(笑) ただ、意外ときものの着付けにばかり意識が行ってしまうと、そもそも、自分に合ったきものの着方が出来ているのかしら、、、と、ふと気になる瞬間があったりしませんか?ここはこうするものなの!という考えが先行して、自分の体型は意外とおざなりに、、、なんてことが。

私自身、いろんな先生方や着付けの本、雑誌等を見て、素敵な着姿を発見しては真似するものの、なんだかしっくりこなくて失敗した、、、と言うことがこれまで何度も何度もありました。特に、今の年代でいうと、大先輩方の粋な着こなしや着付けをマネしようものなら、迫力ばっかり出ちゃったり(中身と雰囲気が伴っていない)、やたら老けて見えたり。年相応の着付け、という大切な要素も忘れてはいけません。

体型で言えば、私の妹の場合、大変に華奢で、非常に腰高の体型。普通に着つけると、振袖を着ている少女のような帯高になってしまいます。(笑)

以前は、衿合わせから帯の上線までの綺麗なラインも長さがある程度必要だわ、という考えにとらわれ、彼女の体系を若干無視して帯位置をかなり下げて着つけたこともありました。当時は、その着姿がいいんだ!と思いこみ、その時はそれで満足していたのです。

しかし、あとあと振返ってみると、華やかなきものになんだか合わない着付け、そしてなにより、彼女の本来持つ雰囲気や年齢にふさわしい若々しさがなんとも乏しい型にはまった着付けになっていて大変反省した記憶があります。本人もあまりハッピーじゃなかったみたい。

洋服の時だって、それぞれの体型に合った形の服、似合う色を自然に選び、ファッションを楽しんでいるわけです。私も普段は、ボタンダウンなどのシャツ類は、憧れているのですが体型に合わず似合わないので、着るのを避けたりしています。

そう考えると、きものだってそうあるべきでは、と考えます。ただし、きものの場合は、形が全部同じ!だからこそ、

◎自分の寸法に合ったきものを誂えること

を第一に、ふくよかな方はふくよかなりの、華奢な方は華奢なりの、美しい着付けが出来ていることが一番だと思うのです。美しい着付けと言うのは、雑誌の中のお人形さんになるのではなく、丁寧な着付け、安心感のある着付け、それが大切なのかな~と。

私の思うところが皆さんに伝わっているか不安なのですが(笑)、着付けや着姿はそれぞれの個性が出るもの、それで良い、と思う今日この頃です。私もまだまだですが、頑張ります!

以前、ブログに書きましたが画家の篠田桃紅さんの着姿を見てください!

きものは、衣服であるということを思い出させてくださる着こなし。自分がきものに負けていないのです。きものをきちんと着こなしているんですね。まあ、これは極端な例ですが(笑)、これくらい、自分がしっくりくる着こなしを見つけられれば、きものを着ることが苦痛なんてことは無く、既成概念から解放されるのだと思います。

The most important thing to wear kimono is just to be yourself! Don’t think too much about the rules and methods. And you don’t have to try to be like models in kimono magazine.  Carefully and comfortably.  That’s the key to be a kimono beauty.

 

あこや

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