帯留ってどういうもの? obidome style

今日のお稽古で、生徒さんから帯留について質問が出ました。

「帯留ってどうなってるんですか?帯締めは、普通の帯締めと違いますよね?」

私は帯留を普段あまりしないのですが、夏は時々帯留を楽しみます。

昨年小千谷縮を着た時にあわせた帯留。これはガラス作家の三浦世津子さんによる帯留ですが、この時あわせたのは紫色の三分紐。帯留には通常の帯締めではなく、三分紐を使うのが一般的です。

私の持っている三分紐の一部ですが、これは真田紐と呼ばれる種類のもので、京都の伊藤組紐店のものです。三分紐という名前の由来は、幅が三分つまり9mmで、他にも2分紐や4分紐、5分紐、と様々な幅があります。が、帯留用には三分紐を使われる方が多いのではないでしょうか。

長さはだいたい120センチほど。通常の帯締めはだいたい150センチ程度なので、やや短いですね。これを通常の帯締めの結び方で結び、お太鼓の中に結び目を隠して使います。

帯留のお洒落を楽しむ方は多いですよね。

帯留の色や形、雰囲気に合わせてどんな紐がいいのか、コーディネートを楽しむのもまた醍醐味です。紐のいろはきものや帯、帯留の種類や色、素材を勘案して検討します。

三分紐と帯締めを並べてみましょう。

真ん中は冠組の帯締め、一番上は唐組という組で組まれた帯締め。そして一番下が真田紐の三分紐。帯留の裏側には紐を通す金具が付いていたり、穴が空いていて、だいたい三分紐が通る幅で作られていることが多いです。

さて、最初にご紹介したガラス作家 三浦世津子さんの個展があります。

三浦世津子 ガラス展 @青山八木
日時:6/20(火)-6/24(土) 12:00-19:00
場所:青山八木

新作ぞろいだそうですので、ぜひご覧ください。

 

あこや

 

 

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