ナリサワでディナー dinner at NARISAWA

No.18 of World’s 50 Best Restaurants

とにかく海外からのゲストが大喜びする東京のレストランの筆頭に上がるのが、青山にあるNARISAWA。ミシュラン二つ星で、成澤シェフの海外ゲストを意識した様々な活動や、世界のトップ50のレストランに選ばれていることなどから、外国人から大変人気のあるレストランです。

先日、10年ぶり!?にNARISAWAを訪れる機会がありました。以前伺った時とはまたちょっと趣向やスタイルも変化があって、今は「イノベーティブ里山クイジーン」というコンセプトの料理を提供するレストランに進化!?やはり外国のゲストが多くいらっしゃっていました。

私も今回は海外ゲストを含むお席にお招きいただき、お食事してきました。海外と言えばきもの!私のきものポリシーの一つである「きものは1人でも出来るエレガント外交」ということで、おきもので伺いました。

店内ちょっと暗いけど。總屋さんの付下げに勝山健史さんのルーマニア華紋の帯を合わせて。付下げは、写真だと見にくいのですが、きものと同系色の刺繍が入っていてるんです。

 

Innovative Satoyama Cuisine

さてさて、ユニークなお料理を一部ですがご紹介。

私の記憶だと、NARISAWAさんてフレンチじゃなかったっけ、、、と思っていたところに最初にサーブされたのがこのウェルカムSAKE。朱塗りの杯で頂く秋田のお酒。

そしてこちらのお椀は、北海道礼文島の蔵囲い昆布の出汁がきいた一皿。海老と帆立の真丈がとても美味しかった。いわゆる料理がのったお椀(お皿)に直接口を付けるというのは日本食ならではの流儀ですね。

こちらのお料理はイカですね。丸ごとイカをグリルした上にかかっているのは、なんと灰。本当の灰ではなくパプリカでつくられている灰がソースのように。

なんとも、このビジュアルが海外勢にはなかなかびっくりだった様で、最初は相当躊躇されていたのが面白かった。イカは食べてもこうした形そのままに食べる事って欧米では少ないのでしょうね。

そしてこちら。日本庭園。。。いや、パンとバターになります。

なんとなんと。この苔むしたトリュフチョコレートのようなものがバターです。土に見立てたブラックオリーブでバターをコーティング。ナイフでカットするとちゃんとバター。これは、ゲストに大ウケ。美味しかったみたいでおかわりしてた(笑)。

そしてメイン。神戸牛。

真っ黒〜!炭、にしか見えない。。。でも、これがカットされてサーブされてくると。。。

こーんな綺麗な色をしたお肉に☆☆☆しかしながら、終始、面白いお料理でした。どういうところが海外ゲストの心に響くのか、surpriseとホスピタリティなのでしょうかね。

とにかくものすごい数のスタッフがいて、彼らは普通に英語でサービスをします。日本のレストランでここまで教育されているスタッフがいるところは数少ないでしょうね。成澤シェフが海外を意識している事が十分に理解できました。

毎日食べたい!という類いのレストランでは無いけれど、こういう機会に伺えたのはとても楽しかったです。ありがとうございました。

 

あこや

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