「津田千枝子展 型染の帯」 at 青山 八木 へ行ってきました。

青山 八木さんで行われている、人気作家 津田千枝子さんの個展に行ってきました!
こちらが津田千枝子さん。この日一番私が気にいった帯と一緒にパチリ。

青山 八木での津田さんの個展は、今年で10年目、10回目だそう!毎年作品を作り続け、個展を開催する、ということは並なことではないと思います。人気と実力があるからこそ出来ること。すばらしいことですよね!

津田さんにお会いするのも、個展に伺うのも初めてでしたので、伺えてとてもうれしかったです。
津田さん、なんてチャーミングな方!美人だし笑うとぱーっとその場の雰囲気が明るくなるとても華やかな方でした。

個展で並ぶ表情豊かな帯は、まるで津田さん自身を投影したかのような作品たち!魅力的なものがたくさんありましたよ!

津田さんがお持ちの帯は、私がこの日一番気に入った帯!

椿や牡丹という大輪の花をイメージして描き出したというこの作品は、先日ブログで触れた草木染の話で出てくるコチニールを使用して鮮やかに染めたピンクが大変印象的です。
草木染のブログ→草木染の話①

津田さんは、東京芸術大学の日本画科を出ていらっしゃるそうで、ご自分で絵が描ける方なんですね。型染めの帯なので、基本は型を彫り防染して染めて行くのですが、この作品をはじめ他の作品の多くが津田さんご自身が描きながら筆(正確な名前がわからない…)をつかって手でポンポンとグラデーションをつけながら染めて行く繊細な作業でつくられた作品ばかりだそう。

これがその道具。これに染料をつけて上からたたきながら精細な色付けをしていくそうです。

細いものから太いものまで。一番上の刃物は型紙を彫るもの。これもどんどん砥ぎながら使っているそうなので刃の部分が当初の半分くらいまで減ってきているですって!

可愛いなーと思った作品を一部ご紹介。

紬地に可愛らしいお花が並びます。光の加減によって結構印象が変わる不思議な帯でした。可愛らしいと思いきや、以外にシックな表情も持っています。お花の中心の箔が効いていますね。この箔、プラチナ箔だそうです!

こちらは色違いで何色かありました。
便利に使えそうな帯ですよね!

こちらは平面的なデザインが美しい帯。色合いがすっきりしていて合わせやすそう!

こちらは、織の反物と合わせたコーディネート例。同系色の無地着物に帯が映えます!

まるで雑誌から飛び出て来たような組み合わせ☆☆☆

私は個展がスタートして2日目に伺ったんですが、先客でいーっぱい!
呉服屋さんでこんなに混んでるお店を私は他に知りません(笑)

しかもみなさん、津田さんとおしゃべりしながら楽しそう!
津田さんの長年のファンの方たちなんですって。

こういう関係性もきものの世界であるんだなってなんだか不思議な感じでした。
作家ものを購入する、ということをあまり経験していない私にとっては
とっても楽しい現場に見えました(笑)。

津田さんの個展は、13日(土)までです!
ぜひ足をお運びくださいね!
※早く行かないと、売り切れちゃうかも(笑)

 

あこや

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