最近やっと興味が出てきた「草木染」の話~その①〜

みなさんは草木染といってどんなイメージがありますか?

文字のごとく草木等の天然素材を染料にして染めることを指すわけですが、
きもの好きな方にはなじみある言葉かも知れません。そんな草木染について先日レクチャーを受けてきました。

私のきもの好き歴はだいぶ長くなるのですが、このところやっとやっと草木染周辺領域に魅力を感じ始めてきており、第一歩を踏み出そうとしております。(笑)遅い!?

もともと華やかさをきものに求める傾向があった私は、「自然で素朴」「地味」などなど草木染に対する勝手なイメージを持ち、興味も持たなかったというのが正直なところです。今考えれば、魅力的な作品に出会っておらず無知なだけ、なんですけれどね。

【天然染料って??】
草木染で使用される天然染料には、一体どういったものがあるのでしょうか?
木(樹皮)・花・草・根・果実・虫 こうしたもので染めていくんですね。
虫!?と思われた方!そうなんです。驚きですよね。。。汗

先日、青山 八木さんのところで拝見した染織家の柳崇氏の作品をボンジュールきものでもご紹介しましたが、柳さんの作品はほぼすべて天然染料で染めています。→柳崇織物展

この一番左の紫の帯、チェック柄が可愛らしい帯なのですが、柳さんのお話ですと、この紫はコチニールというメキシコ原産の虫で染めているそうです。
これがそのコチニール!
小さい丸いこの虫から美しい紫が生まれるなんて、、、

乾燥させて粉末状にしたものを使用するそうです。

これが、コチニールで染められた色の数々。鮮やかな色ですね!カッコ内に書かれているものは媒染剤(ばいせんざい)といって色を定着させる役割を果たすものです。媒染が違うとこんなにも色味が変わってくるんですね。美しい色!

【媒染剤の種類】
草木の色素を繊維に定着させ、発色を助けるものを媒染剤といいます。使用する媒染剤によりそれぞれ染まる色が異なります。

○おはぐろ        鉄
○明礬(みょうばん)   アルミニウム
○灰汁          あく(アルカリ性)
○鳥梅(酢)       クエン酸(酸性)
○消石灰         水酸化カルシウム
○その他         銅・鉛
など

【天然染料と化学染料の違い】
化学染料は、染め上がる色味が一定で、染め上がったときが一番ベストであることに対し、天然染料は、天候などにも左右されながら染料の材料となる草木の色味をいかに出すかに注力するものであり、染め上がった色は時間が経つにつれて変化し、その移り変わり自体を楽しむものでもある。

例えば、紅花で染める赤は、色が変化しやすいと言われており、時間が経つと色味がレンガ色に変化し「緋褪(ひさめ)色」と称されるようになる。これはこれで味があり紅花が愛される理由でもあると言います。

草木染めゆえの色、それが日本の色=長年日本人に愛された色。
次回に続きます!

 

あこや

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