ボンジュールきもの

婦人画報や美しいキモノなどの女性誌を手掛けるハースト婦人画報社の中で、ラグジュアリー系メディアが主催するガラパーティへ行ってきました。

MECENAT GALA ２０２０（メセナガラ）。今年で５回目と聞いていますが、チャリティを目的としたパーティです。

今回は、建築家の安藤忠雄氏が設計・建設し大阪市に寄贈する「こども本の森 中之島」の運営等の費用寄付のために行われました。５００人を超えるゲストが集まったパーティはとても華やかなものでした。

パーティのドレスコードは、男性はブラックタイ、女性はきものかイブニングドレスということで、もちろんきもので伺いましたよ♪会場は、盛装した大人たちがずらり、見ているだけで楽しかった！！

エントランスには、パーティをスポンサードする企業やブランドによるブースもありました。

パーティを彩るシャンパーニュはペリエジュエ。
写真を撮るコーナーがあったので、ご一緒したみおちゃんと。

今回、京都の老舗呉服メーカー千總さんの仲田社長ともご一緒させて頂きました。

みおちゃんがお召しの訪問着は、千總さんのものだそうで、とっても可愛い。龍村の帯とコーディネートもばっちりですね。

会場に入ると、広い空間に白とグリーンのお花がデコレートされたテーブルがずらーっと並び圧巻。

千總の仲田社長とは、かつて木村孝先生の年に１度のパーティでご一緒させて頂くことはあったのですが、この日はテーブルもご一緒で、楽しい時間を過ごさせて頂きました。

とても気さくな方で、これからの展望等も伺うことができました。

パレスのバンケットのお食事。

盛りつけも色とりどりで美しい。歓談しながら楽しみました♪

場所はパレスホテルだったのですが、クリスマス以来のパレス。

お食事と一緒に様々なペリエジュエのシャンパーニュが供されお食事と一緒に頂きました。

さて、チャリティガラパーティというだけあって、今回のパーティのメインイベントは、安藤忠雄さん提供作品のチャリティオークションです。

オークションハウスのsatheby’sが会場を盛り上げます。
次々に掛かる安藤忠雄さんのドローイングやポスター、版画等に会場から番号札が上がっていきました。

私たちもちょっと参加（笑）。

会場の紳士淑女の皆様方がバンバン手を挙げ、なんと、一晩で約4,000万円が集まるという素晴らしい結果に。安藤忠雄さんのパワーに皆が魅了された成果ですが、参加された皆さんのチャリティマインドに拍手です！

寄付金は、その場で大阪市へ寄贈されました。

デザートはバレンタインデーに近かったこともあり、♡のチョコレートケーキ♪

それにしても、安藤忠雄さんの力漲るスピーチ、子どもたちのため、未来のために仕事をするんだという姿勢、そして何より、誰かに頼るなら自分がやる！という精神で、今回のこども本の森図書館の資金集めも全てご自身が動いて行ったというパワフルさ！

癌を煩って、何度かの手術を経て、現在７８歳！！現役バリバリ！むしろ意欲的に未来のために活動をしていらっしゃるお姿に、感動してしまった。

パーティでは、チャリティラッフルもあって、なんと私、素敵な枕が当たってしまいました。

めったにこういうの、当たらないのに、珍しい！ありがとうございました♪

さて、今宵の私の装い。
ぎをん齋藤さんの御所解の訪問着を選択。今年に入って既に２度目のご登場。帯は、長嶋成織物さんの漆を施した袋帯。母の時代のものですが、柄ゆきがとっても好きなので、愛用しています。

帯揚も齋藤さんの絞りの飛び柄、帯締は道明、草履は祇園ない藤、扇子は、宮脇賣扇庵、でした。

このきものは、ハッとする地色が齋藤さんらしくてお気に入り。
ガラパーティということだったので、洋装に近い感覚のおきものにしようかな、とも思ったのですが、かなりみなさま華やかに、というか派手に着飾っていらっしゃるとお聞きしたので、地色が美しいものにしようと悩んだ結果こちらに。

今回、ガラパーティと伺い、何を着るか迷った時に、結構難しかったんですよね。今回の選択が自分的に大満足という感じでもなくて、私がパッとイメージする様なおきものはもちろん自分の手持ちにもないし、どこにあるのかなー。

今回の様な、参加者の皆さんがこぞって盛装されるパーティの場合、あんまり和（古典）に偏っても、国際親善みたいな雰囲気になっちゃうし、さらっとした洋装（ドレス）感覚のきものは軽くすぎて、なんか結果、地味（会場に負けちゃう）。それなら前者の方が私はむしろいいな、という気がするんですよね。イブニングドレスの様なきもの、、、会場のきもの姿で参加されたみなさまの装いを参考にしながら、どんなきものが素敵か改めて考察した夜となりました。

楽しい夜だったな。

あこや