志村ふくみ&洋子×糸井重里トークイベント at シムラの着物 ミナの帯展 Fukumi Shimura’s talk event

ほぼ日刊イトイ新聞主催の「シムラの着物 ミナの帯」展。

人間国宝の志村ふくみさんとお嬢さんの洋子さんが主宰するアトリエシムラと、ファッションブランド「ミナペルホネン」のデザイナーの皆川明さんとのユニークなコラボレーション企画展が、青山のTOBICHI2で23日(月)まで開催されていました。

糸井重里さん率いるほぼ日刊イトイ新聞と志村さんのコラボ自体は今回3回目となり、アトリエシムラとしてこうした企画展を行うのは初の試みだったそうです。志村さん達に皆川さんを引き合わせちゃおう!という糸井さんの思いつきから始まった今回の企画。ラッキーなことに、20名限定の糸井さんと志村ふくみさん、洋子さんのトークイベントに、わたくし見事に当選してしまい、会場となっていたTOBICHI2にお邪魔しました。※これってなかなか当たらないみたいで、私もびっくりでした☆

開場前のTOBICHI2。トークイベントのお客様の行列が。

志村さんについては一度回顧展にお邪魔したことがある程度で、直接ご本人にもお会いしたこともなかったですし、当然、先生の作品に袖を通したこともない、先生の作品と言えば、大きな展覧会で壁に飾られているものしか見たことがありません。そんな知識レベルでしたが、このトークイベントに伺い、先生のお話を直接伺えて本当に良かったな、と思いました。

今回のコラボレーションの詳細は、企画展のHPをご覧頂くとして、ここではトークイベントの内容について、触れたいと思います。

会場は、本当に狭くて20名がギリギリ入るか、というところ。ほぼ日のサイトでLIVE中継をしていたのでご覧になった方もいらっしゃると思います。糸井さんを真ん中に、右にふくみさん、左に洋子さんと並び、トークショーがスタートしました。

しかしながら、糸井さんという人の巻き込み力、求心力、実現力、今回の企画も、糸井さんじゃなければ実現しなかったものでしょう。きもの、という一般の人にはちょっと遠い世界を、日常に引っ張り込む役目を果たしてくれていている一つの企画として、すごく楽しく、質高く、いい伝わり方をしている良企画だったと思いました。(偉そうにすみません)

私も、広告業界に身を置いている端くれとして、こういった関わり方がきものの世界と出来ないものかと、そういった視点においても非常に刺激的でした。また同時に、私にとっては、勝手に自分の中で出来上がっていたスーパー作家、志村親子に対する思い込み(偏見)がボロっとはがれ落ちた瞬間でもありました。


※今回のコラボで生まれた皆川さんの帯(ほぼ日サイトから拝借)

●皆川さんのテキスタイルをみて、大興奮!
糸井さんがつないだご縁。初対面は、京都の志村さんのアトリエで。皆川さんが持参した大量のテキスタイルに、ふくみさんも洋子さんも大興奮。まるで、少女のように「かわいい!」といって飛び付いたとか。そんな新しいものにも素直に、新鮮に感動できる心、柔軟な心、大いにはしゃげる心がある方たちなのですね。

●今回のコラボレーション、とにかくアトリエスタッフの熱狂ぶりがすごかった!アトリエシムラが進化した。
皆川さんのものすごい技術とこだわりでつくられたテキスタイルを帯にし、アトリエスタッフの織ったきものに合わせる、と言う今回のコンセプトに、お弟子さんたちの熱狂と、情熱が半端じゃなかった。きものを日常のものにしたいという想いと、新しいものとの出会いによる刺激がそうさせたんだと思う。その意味において、ほぼ日での3回目の企画展、アトリエシムラはすごく進化した。

完成したみじんこ織
今回のコラボレーションで生まれたみじんこ織。アトリエシムラの糸棚にあるあまり糸を使い、スーラの点描画のような、キャンバスで色をなじませ目で色を混ぜるという表現を試みました。これは、デザインをしないと言う挑戦でもあった。「あまり糸」という素材に任せ、ある程度の偶然性を閉じ込め生まれたのがみじんこ織。

※ほぼ日HPより拝借

●「シムラの着物 ミナの帯」展はシムラの着物の大きな転換点に
今回の企画展は下記の3点において大きな転換点になったそうです。これまで志村さんの作るきものは一部の人たちのものにどうしてもなっていた。でも、今回、「今みんなが欲しがっているもの」になることができた、と語ります。

①みじんこ織が生まれた
アトリエスタッフが自信を持って世に送り出せる作品が生まれた。これはアトリエの卒業生達の仕事としても新しい展望と言える。

②価格を大幅に下げられた
志村ふくみさん、洋子さんが作りだす作品は、素材、染料、織という点においてどうしても高くなってしまうが、今回は平織で短期間に織ることが出来、既に染めてあるあまり糸を使い、アトリエスタッフが織る、と言う3拍子揃うことによって大きく価格を下げることが出来た。

③帯が自由になった
志村ふくみさん、洋子さんの着物には、これまで人間国宝の帯を!とたいそうな帯を合わせて提案することがほとんど。今回、ミナの帯を用いることにより、これまでの感覚から解き放たれた。
この他にも、沢山の興味深いお話しが出てきました。糸井さんとまるでお茶を飲みながら居間で語っているようなリラックスした雰囲気のふくみさんと洋子さん、とても楽しくお話しを伺いました。

ほぼ日とは、また新たなコラボレーションが既に進行中ということなので、ファンの方見逃せませんね!

I went to the kimono exhibition “Shimura no kimono Mina no obi” at TOBICHI2 produced by Hobonichi which presented 6 kimono made by Atelier Shimura and Obi made by Akira Minagawa a designer of minä perhonen.  Shigesato Itoi an ownwer of TOBICHI welcomed Fukumi and Yoko Shimura (mother & daughter), having a talk session that Fukumi talked this project made a tuning point of herself and her studio in a good way.

 

あこや

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