三越 春の染織逸品会へ行ってきました☆

この時期、三越は「春の逸品会」と題し、
デパートがそのまま移動したかの様な規模で催事を実施します。

呉服も同様。企画展示等もあるということでしたので、お邪魔してきました☆

場所は、ホテルニューオータニの鳳凰の間。

お客様の数に対して、三越のスタッフの数の多さに驚きました(笑)。
さすが、老舗の百貨店ですね。

今回、呉服の作品展で素晴らしかったのは、
京都の老舗 服部織物による西陣織の展示でした。

これ、博物館で展示されている平安時代の絵巻の写真ではありませんよ。
100%織物なんです!

見てください、この絵巻のひび割れすら織りで表現している精巧さ。ものすごい高い技術と、根気が必要とされる作業だと思います。

創業220年余年、西陣に伝わる伝統技法と意匠表現を追求し続ける服部織物。今回、この催事に合わせ、11代目 服部荘二郎氏がなんと100歳を迎えられるにあたり、「佐竹本 三十六歌仙絵巻」を題材に西陣織で制作した渾身の作品です。

佐竹本三十六歌仙絵巻(さたけぼんさんじゅうろっかせんえまき)は、鎌倉時代に制作された絵巻物で、鎌倉時代の肖像画、歌仙絵を代表する作品。恥ずかしながら、知りませんでした(汗) 元は上下2巻の巻物で、各巻に18名ずつ、計36名の歌人の肖像が描かれていたそうです。
※作品の撮影はもちろん出来ませんでしたのでカタログからの抜粋です。

こちらの作品は、なんとお値段735万円!!の西陣織本金箔袋帯。

まるで絵巻そのもの!織りでここまで表現ができるのかと驚きました。
この他、草木染めの秋山眞和氏、人間国宝の福田喜重氏の作品展示もあり、目の保養になりました☆

会場には、秋山先生ご本人もいらっしゃいました。
秋山先生の作品は、小石丸という絹から織った花織りが恐ろしく繊細で軽やかで
肌触りが普段私たちが触れているそれとは大違い!まさに極上のシルク!

小石丸の特徴は、糸が非常に細いのです。そのため、ものすごく軽く滑らかな特別な織物になる訳です。感動ものでした!!

帰りに食品コーナーに立ち寄りましたら、銀座うち山さんが出展されていたので
おいしそうなお弁当を頂いて帰りました。

豪華で美味☆
やっぱり花より団子なのか。。。?

あこや

Leave a Reply

CAPTCHA