京絞り 寺田「茶席の着物と帯展」〜その①〜 Tea ceremony and Kimono exhibition by Kyoshibori Terada
先日、日本橋丸善にて開催されていました、
京絞り寺田さんを中心とした「茶席の着物と帯」展というイベントに伺いました。
茶席のきものって、結構悩まれる方が多いという印象です。さて、どんな企画展なのでしょうか。
「戦後の歌舞伎界における女形の最高峰と呼ばれた六世中村歌右衛門が作陶し、
藤の花を描いた茶碗をテーマに帯の捨松、手描き友禅の高橋孝之、綴れ帯の服部秀司、京絞りの寺田豊が茶席でお召しいただける帯や着物を手がけました。」
とのこと!
この日あったトークショーのゲストでもありました裏千家教授 北見宗幸先生がこの茶碗の提供者。
会場はたくさんのお客様でいっぱいでした。お着物姿の方も多く、北見先生ファンの方も多くいらっしゃっていました。
さて、その茶碗というのがこちら。
六世中村歌右衛門さんというのは、あらゆる芸術に長けていた方で、陶芸もその一つだったそうです。このお茶碗、中をのぞきますと茶だまりに拍子木が描かれ、底には花びらがちらりと配され、見えないところに楽しさが配されています。
今回、この茶碗に描かれている図案を書き写したものをベースにそれぞれが作品を作ったのだそうです。
これを元に、着物のデザイン画をおこします。(これは髙橋先生の図案)
この日のトークショーには、高橋先生はいらっしゃいませんでしたが、今回のために作られた作品が会場には並んでいました。
寺田さんの絞りのお着物。
こちらは、綴織。服部秀司さんの工房の爪掻綴織物です。
この綴織、全盛期は金糸銀糸が多様に使用され留袖等に合わせる代名詞のようになりましたが、服部さん曰く、綴織は大変軽くて締めやすく普段にガンガン使ってほしい帯とおっしゃっていました。
トークイベント後、服部さんが帯をこんな風にしてみせて下さいました。w
わかります?綴帯がピンとたってる!笑
軽くてしなやかなのに締めやすい綴織だからこそできることなんですね。
つづく。
あこや
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