森田空美先生の新年会へ
先日、きもの研究家 森田空美先生の主催するきもの教室の新年会にお邪魔しました。
森田先生の新年会開催は4年ぶり。コロナも開けて久しぶりの開催となりました。
私と森田先生は、本当に数えるほどではありますが、森田先生に手ほどきを受けたご縁で、このような会にお声をかけて頂き参加させていただいています。ありがたいことです。
4年ぶりということもあり、生徒の皆様も俄然気合が入っていらっしゃったのではないかと思いますが、会場は森田流の着付けと装いに身を包んだ美しい生徒さん方の熱気に満ち溢れていました。
森田先生のお写真の掲載は控えますが、この日の先生の装いは光沢のあるホワイトグレー地の訪問着に、流水に組紐が大きく描かれたお着物をお召でした。人との縁を結ぶ、改めてこの4年ぶりに開催された新年会に込めた先生の想いが、伺える装いです。美しかった~♪
この日のスペシャルゲストは、キャスターの安藤優子さん。
素晴らしいお着物でご登場です。
安藤さんも先生の門下生のおひとり。いつもここぞという大一番のお仕事では、森田先生にお着物を着つけて頂くのだとか。
この日も青山八木さんで揃えられたという華やかな訪問着で☆女性らしい優美さの中に、安藤さんらしいスマートな雰囲気も醸し出されるコーディネート。やはり、着物って自分に似合うものを着ると、その方の個性が存分に引き出される気がいたします。たとえ二人の人が同じものを着ても、決して同じようにはならない。当たり前のようなことですが、着物だってそれぞれの個性を生かして着こなす方が俄然楽しいのです。
さて、スペシャルゲストお二人目。青山八木のご主人 八木健司さん。お着物でご登場です!
八木さん、この日のためにお着物を新調!
素晴らしいお召し物でした。特筆すべきは、このグレー地のお着物。
勝山健史さんによる有水羽絹(うすは)。経糸に塩蔵糸、緯糸に結城の糸を使っているそうです!!近くで見せて頂くと、フランネル生地のような柔らかい温かみの風合いのある生地でとても軽くて着やすそう。特別な特別な反物です。すごい~。
八木さんとお写真撮っていただきました。
この日の私の装いです。
新年会ということで、華やかにしつつも、森田流のシンプルで潔い洗練あるスタイルに敬意を表しつつ、随分と前に八木さんで揃えた相良刺繍の付下げを選択しました。淡いピンクというか小豆がかった藤色というか、絶妙な地色が大変気にいっています。帯は、北村武資先生の経錦の袋帯です。
この日のコーディネートのポイントはこの帯締め。
道明さんの亀甲組です。晴れやかなパーティなどでの装いに、グレード感を出してくれる亀甲組ですが、紫と鶸色のグラデーションが今日の装いにぴったりかしら?と思い合わせてみました。予定調和にならず少しアクセントになってよかったかな。
会場には久しぶりにお会いする森田門下生の皆様が。皆さまお変わりなくお元気そうで良かった♪そして多くの方が、八木好みな装いで、なかなかな眼福空間でした!
最後に、新年会のお楽しみ抽選会では、まさかの森田先生に抽選していただき、染織家 津田千枝子さんの数寄屋袋が当たってしまいました!
なんと貴重な!!
くじ引きの類にあたったことなど、この人生1度だってありませんでしたが、長く生きているとたまにはラッキーなことが起こるものですね!大感激です♪
森田先生、幹事の皆様、本当にありがとうございました。
今年は、あこやきもの教室の新年会は、諸事情によりお休みなので、華やかな気分を味合わせて頂きとても嬉しかったです。
今年1年も、きものを多くの方と一緒に楽しみたいと思いますので、どうぞお付き合いくださいませ!
あこや
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