おか善個展 手から手へ磨きぬかれた刺繍の世界~その②~
今回の個展では、刺繍のワークショップが開催されていて、私も参加させてもらいました!
こんな感じでちくちくみなさんとやりましたよ!
こちらがこの日の先生である刺繍の職人さんです。あらかじめ用意してくださっていたちりめんの風呂敷に、好きな刺繍の型紙を選びこの様な台に座って作業していきます。
私は桜の花びらの型紙を選択。この型を風呂敷に貼り付け、固定し、花びらに型抜きされたところに金粉を塗っていきます。
これが樹脂糊に金粉を混ぜたもの。普通、職人さんは下絵をつけてその上を刺繍していくのですが、初心者には難しいのではみ出てもごまかせる金粉で花びらの形を描きその上を刺繍していきます。
金粉で綺麗に花びらの形が出ました。
先生曰く、全部刺繍してもいいし、金粉を一部残しても素敵ですよ、とのこと。なるほど~!初心者の心を掴んでらっしゃる!
刺繍糸を選びます。白、ピンク、黄色の三色にしました。この糸は撚りがかかっていない絹糸で、12本の糸が束になり一本を成しています。西洋刺繍の刺繍糸は撚りがかかったものだそうです。
糸を決めたら、四角い額のような木枠で風呂敷を固定します。
これは、西洋刺繍でもなんでもそうですが、刺繍する部分の布をピンと張るためですね。
まずは、お手本です。
今回は、柄の向きは無視して、上から下へまっすぐ糸を並べるようにやってみましょう、ということでした。
あっという間に先生が花びら一枚やって見せてくださいました。
先ほどこの糸は、12本の糸が束になり一本になっていると言いましたが、職人さんたちは、細い糸で表現したい時は、その束を割いて自分の好きな細さにしたりと、手元で自由に太さを調整するのだそうです。一つの糸束さえあれば太さの加減は自由自在。非常に合理的です!
なんとか、完成しましたー!汗
二時間かかりました。表はなんとかごまかせたのですが、裏を見ると…
わー!ひどい(笑)
職人さんの刺繍は、裏も表とほぼ同様になるそうで、私のこの風呂敷は物を包むたびに引っかかりそうです(・・;)
ちょっとだけ金粉の花びらも残してみました。初めての日本刺繍体験、とっても難しかったけど達成感あって楽しかったです!
おか善さんありがとうございました!
※おまけ
これは糸巻きする時に使う道具だそうです。ももの上で高速に回し糸を巻いていきます。
あこや
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