おび弘・村山刺繍 作品展「無為 あるがままに」へ行ってきました Obihiro&MurayamaShishu exhibition

美しい手織りの帯でお馴染みの京都の「おび弘」さんと、明治25年創業の京都の老舗「村山刺繍」さんとの作品展に行ってきました。

場所は、銀座の清月堂ギャラリーさん。
おび弘さんは、マダムの奈津子さんがこのブログにも何度か登場してくださっていますが、今回はタイミングが合わずお会いできなくて残念でした。

こちらが、おび弘さんのご主人 池口寧祥さんです。

今回、一番のお気に入りという作品の前に立って頂きました。こちらは絽綴の名古屋帯「流水図」。尾形光琳の流水図「広蓋」をモチーフに、流水を絽目で施した作品。

こちらが、村山刺繍のご主人 村山裕俊さんです。美しい浅葱色のきものに貝合わせの刺繍が可愛らしい反物の前で。

午前中に伺ったのですが、お二人にたっぷり作品をご説明いただき、贅沢な時間でした。
お写真も撮らせて頂いたので、いくつかご紹介したいと思います。

こちらは、おび弘さんの本袋帯「慢幕竹林図」。よく見ると竹林の中に筍がいるんです。これは、中国の古典「考子譚」の中にある、年老いた病母の望みで雪中竹林に筍を求め、その無理を天道に祈願してついに筍を得ると言う孟宗の話を意匠化したものだそうです。綴れ本袋に唐織りと引き箔を用いた、最高難度の匠の技が結集された帯。

見た目にものすごく重厚な印象ですが、触れると驚くほど軽い!その理由は、この糸の細さにあります。

次は、村山刺繍さんの振袖。

真っ赤なキャンディーバーのようなストライプが印象的な華やかな振袖です。「染分斜取吉祥文様」。

江戸中期に存在した小袖を、桶絞りと友禅と刺繍で創作した作品。この赤いストライプの部分が桶絞りで染められているところ。隣り合う縞は、間隔が狭いため、2回に作業を分けて染め分けたそうです。

駒縫いと平糸を使った縫い切りが豪華な作品です。

こちらの袋帯。おび弘さんらしい帯ですね。写真だと色味がわかりにくいのですが、藤色が美しい袋帯で図柄も若い方にも可愛らしい雰囲気があって素敵でした。こちらも細い糸で織られたもので、とても軽かったです。

こちらは村山刺繍さんの作品。梅の花、笹などの刺繍に、帽子絞りと鹿の子絞りがあしらわれた1枚。ここでもまた絞りの職人さんがもういないという話が。若い人が続かなければ、あと数年なんてことも。。。

おび弘さんの名古屋帯です、豪華な金銀糸を使った唐織りの名古屋帯。昨今の袋帯は結ぶのが面倒、というお客様の声と、グレード感のある名古屋帯が欲しいという声から、最近はこうした華やかな重厚な名古屋帯を作られる機会も多いのだとか。

まだまだたくさん作品がありました。ぜひ、お時間ある方足を運んで見て頂きたいと思います。本日19日(日)までです!

作品展「無為 あるがままに」
会場:銀座 清月堂画廊(東京都中央区銀座5-9-15)
会期:2016年6月14日(火)~6月19日(日)
時間:11時~19時(最終日は17時まで)

●お問い合わせ
清月堂画廊
TEL:03-3571-2707

Visited the exhibition of Obihiro and Murayama Shishu exhibition in Ginza, I appreciated that the owners explained about their works for me like a private gallery tour! Thank you Mr. Ikeguchi and Mr. Murayama.

 

あこや

Leave a Reply