小千谷縮・越後上布「重要無形文化財技術指定60周年記念展」 at 日本橋三越

日本橋三越で今月開催している小千谷縮・越後上布「重要無形文化財技術指定60周年記念展」をのぞいてきました。

斜めな写真になってしまいました。

今回は、保存会が主催ということもあり、かなりの数の越後上布と小千谷縮が展示・販売されています。普段、なかなか、これだけの数が揃った状態で見ることが出来る機会は少ないので、その意味でも貴重な機会かと思います。

また、週末には、苧績み、絣くびり、手もみによるしぼだし、などの実演も見ることが出来、今週末の20,21日の二日間は、織の実演があるそうです!

展示入口付近にユネスコ無形文化遺産登録の認定書が展示されていました。

我々は絶滅危惧種と、わざわざうたっているような感じがして、なんだかさびしい気持ちになりましたが、事実ですよね。数十年後には、こんな風に手に取ることは出来ないかもしれません。涙
以前、越後上布の原料となる苧麻を生産している福島県昭和村のからむし農家の方のお話を思いだしました。

様々な色、柄の反物が横並びにあるので、比べながら見ることが出来、自分の好みのものを探しながらじっくり拝見しました。とても軽やかで美しくて、うっとりでした〜。

話は横道にそれますが、百貨店での展示のいいところは、気兼ねなく見ることが出来ること。そして、価格がはっきり提示してありわかりやすいことかと思います。いちいちお店の人に価格を聞くのはなんとも気が引けるものです。買う気が無いのに(←コラ)値段だけ聞くって、ちょっと遠慮してしまいますよねぇ・・・。でも、価格込みで勉強なんです!

まれに、きものは値段があってないようなものと言わんばかりに、価格を不提示にしているお店がありますが、初心者にはなんだか恐ろしい感じがします。その点、百貨店でしたら、価格が交渉、というようなことは絶対にないですし、このくらいの金額がするものなのか、と参考にすることができる上、見るもの見たら気軽に立ち去ることが出来ます。(笑)

そうした意味で、勉強の場としても、百貨店の呉服売り場は利用価値大!(もちろん購入も!)越後上布や小千谷縮のような稀少で高価格のものは、なおさらプライシング(値決め)が素人にはよくわからないですから。

今回も、目玉が飛び出るほど、高額商品が並んでいました~。もちろんその理由がある訳ですが、もはや衣服の価格ではない。。。(笑)

という、いろんな視点で貴重な反物を鑑賞できる良い機会かとおもいますので、足を運んでみて下さいね。

 

あこや

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