おか善「小紋の世界」展へ A kimono Maison Okazen’s SS 2019
京都の老舗 呉服店 おか善さんの個展に行ってきました。毎年2月に東京で開催されるこの催事は、毎回テーマが異なりとても楽しいのですが、今年は「小紋」特集!私の大好きな小紋がテーマだったので、とっても楽しみに伺いました!
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会場は、銀座にあります第7ビルギャラリー。
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私が小紋を愛する理由は、小紋はあくまでも「きものの格」で言うと普段着ですが、実際には活用価値が非常に高い!と思っているからなのです。
小紋と一言で言っても、大輪の花がモチーフになるような柄行では、大きさや配置によっては、非常に華やかな一枚になりますし、江戸小紋のような感覚の総柄になれば、無地感覚でさらりと着こなすことも出来ます。
私は、「ドレス小紋」と勝手に命名している類の小紋が好きで、お洋服で言えばリトルブラックドレスや、愛らしいワンピース感覚で、むしろ付け下げや訪問着よりも使い勝手が良いワードローブなのです。小紋推進派!のあこやでございます。
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おか善の岡本淳平社長と。
度々、このブログにも登場していただいていますが、同世代なこともあり応援しています。社長になられて少し経ち、ものづくりも精力的に行っているおか善さん。今回の催事では、新たに良いものを作ろう!というおか善さんの強い意思が非常に感じられる個展でした。
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小紋は、こうした型紙を使って柄付けをするのが一般的です。反物に型を置いて、染料を含ませた写し糊を型紙の上に乗せて色を染めていくのが型友禅。写し友禅とも呼ばれます。
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また、型紙の上から丸刷毛などを使って染料をぼかしながら染めていく摺り友禅というものもあります。これは色の数ごとに型紙が必要になり、多彩なものになると非常に手間がかかりますが、その分柄が立体的になり美しい小紋になります。
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この摺り友禅に使用する刷毛が職人の方たちの命になるわけですが、その刷毛の毛の部分に使う材料が入手困難であったりと、道具のほうから存続の危機を迎えている、というお話も伺いました。
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こうしたぼかし染めも大変技術がいるもの。
色の濃淡の差があるものほど、美しいぼかしを出しながら染めていくのが難しいのだそうです。職人さんの上での見せ所、ですね!
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小紋もたくさんありましたが、もう夏物も展示されていて、季節の移り変わりを猛スピードで感じました!笑
それから、染帯が今回はすごく良かったなー!皆さんに見ていただきたい!
個展は、明日9日(土)まで。明日はあいにく関東は雪予報ですが、もしチャンスがあれば、ぜひ足を運んでみてくださいね!
あこや
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