皇后さまの養蚕 パリで展示会 「小石丸」について

絹を通した日本との交流の歴史があるフランスのパリで、
皇后さまが皇居で行われている養蚕の様子や日本の絹の伝統を紹介する展覧会が、今日からパリ日本文化会館で始まったそうです。

今回の展示では、皇后様が皇居で飼育されている日本の古い蚕の品種「小石丸」を使用したきものが展示されています。

「赤地唐花文錦(あかじからはなもんにしき)」は、小石丸から採れる繊細な生糸を使った織物で、奈良の正倉院の宝物を復元するために織られたものです。

小石丸の特徴としては、養蚕が非常に難しく昔から生産量が少ない希少価値のある絹で、
とにかく糸が繊細で細く、織られた織物は驚くほど軽やかでなめらか、気品のあるものなのです。

今回の展示の詳細は、パリ日本文化会館のホームページ内で
詳しく紹介されていますので、ご参照下さい。
→ 「蚕 – 皇室のご養蚕と古代裂、日仏絹の交流」展

4月まで開催されているそうですので、パリに行く機会がある方は、是非訪れてみてはいかがでしょうか?

あこや

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