ごちそうさん 祝言と葬式と

NHK朝ドラ「ごちそうさん」

珍しくドハマリして見ております(笑)

ストーリーはもちろん毎日登場する主人公め以子が作る美味しそうな料理の数々。
大正から昭和にかけて台所をまかされる主婦の働く姿が家族や町内の人たちと
生き生きと描かれており、そこがとっても魅力的。

そして何よりも、きもの好きにはたまらない、登場人物達が着るきものの数々。
まだ、きものが日常着だった時代の話ですから、時代考証や地域性含めて
非常に見ていて興味深いですね。

さて、今週は、主人公め以子が結婚以来9年越しの祝言をあげました。

ずらずらーっと!圧巻の黒紋付羽織袴姿の男性と黒留姿の女性たち!
そして中央で指をつく悠太郎とめ以子。

なんて華やかで素敵な二人!

こういうシーンを見ると「きものって素敵〜!!」と改めて感じてしまいます!
もちろん、自宅での祝言。この時代でいっても平均的な祝言姿だと思います。

白無垢を着ていないのは、結婚後3人の子供を設けて後の祝言だからなのかな。
め以子は美しい黒に橘や松といったおめでたい絵柄が描かれた振袖。
赤い箱迫や帯揚げが生えますね。本当に杏さん綺麗です。

そして、角隠しには亀甲や菊の地紋が。こういう角隠しは豪華ですねー!
祝言後、悠太郎の父 正蔵が亡くなります。

葬式後と思われる二人の穏やかな空気ながれるシーン。

ここでふと不思議に思ったのは、め以子の帯揚げ帯締めが白いことです。
現代の仏事では、当然黒を用いるのですが、真っ白い丸絎けの帯締めが印象的です。

調べてみますと、明治から昭和初期にかけてはめ以子の装いが常だったようですね。
戦争を挟み、物資が乏しい時代に汚れやすい白は贅沢や機能的でないということから
黒に自然と移行して行ったようです。ただ、現代でも地域によっては白を用いるところもあるようです。

装束は時代を反映します。こうした視点でこのドラマを見ていると、とても新鮮にきものが映ります。

言えることは、きものって美しいな、ということ。
どんなウェディングドレスも負けてしまうパワーを持っていると感じました。

 

あこや

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