木村孝先生を偲ぶ会 Think of Taka Kimura

去る11月2日に急逝された染織研究家 木村孝先生を偲ぶ会へ伺いました。



毎年11月開催されている木村孝先生の「和をはぐくむ会」が偲ぶ会と形を変えて執り行われましたのですが、突然のご逝去に大変多くの孝先生と親交のあった皆様が集まられした。

この会の様子をブログでご紹介するのは、どうかな、と思ったのですが、先生を大好きなたくさんの方に、先生を愛して止まない方々による偲ぶ会の様子をお知らせしたいと思い、少しご紹介したいと思います。

会場では、孝先生の美しいお写真が、いつものように笑顔で私達を迎えてくださいました。まるで、先生がすぐそこにいらっしゃるようで、涙が止まりませんでした。

会場には、先生ゆかりの品が展示されていました。

先生愛用の硯と筆。これでいろんな方へお手紙をしたためたのでしょう。
つい先日上梓されたばかりの孝先生のご本「衣の声」です。これも愛用のお机で書かれたものです。先生の最後のご本、大切に読ませて頂きます。

また、先生の愛用されたお着物も展示されていました。

こちらは、ぼかしのグラデーションが美しい一枚。先生が着ていらっしゃる姿が目に浮かびます。
そして、大変感慨深かったのがこの一枚。本来この日、孝先生がお召しになる予定だったお着物だそうです。



ううぅっ(涙)素敵すぎる。。。

千總製の御所解文様の訪問着です。大変細かな糸目の線で描き上げられた文様に、金彩と胡粉(ごふん)で仕上げられた格調高い訪問着。これに合わせる予定だった帯がこちらの川島織物の錦袋帯。

あぁ。このきものと帯をまとう孝先生にお会いしたかったな。
中盤、この会の発起人となったみなさまから先生への思い出がそれぞれ語られました。皆さんの愛溢れるスピーチにまたもや号泣。
先生の映像も。若かりし日の孝先生。アメリカに出発される時のお写真。
先生は、あの時代に、ご自分の信念にのっとり、お仕事をされてきたキャリアウーマン。

御結婚後も、精力的に仕事をされてきた、そんな積み重ねが、年齢を重ねるごとに魅力を増す孝先生を作ってきたんだと感じました。未知なる物への飽くなき好奇心、常に瑞々しい心で現代性を持ち、驚くべきその柔軟性で、多くの人を魅了し続けた先生。女なら、誰もが憧れるそんな先生。
先生から教えて頂いたこと、心して、これからもきものを愛していきたいと思います。先生、本当にありがとうございました。
あこや

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