悲しい気持ち 成人式に思う

先日の成人式で起こった、本当に心痛むニュース。

振袖販売・レンタル会社「harenohi」が起こした成人式の日に合わせた計画倒産/夜逃げの可能性、、、

なぜ、こんな事が。。。

成人の日という一生に一度の大切な日に、振袖を着る事をどれだけ楽しみにされていたことか。お嬢様ご自身の、そしてご家族のお気持ちを思うと、、、本当に悪質な事件だと思います。

昨年、私が着付けのお手伝いにお邪魔していたのも横浜市でした。横浜市は、新成人が日本一多い都市。成人式の会場となる横浜アリーナ周辺のホテルやホールは多くのきものレンタル会社などが場所を押さえ着付師を手配し、明け方から午後まで何百人というお嬢様型の着付けを行うまさに戦場。会場周辺では各所でこういった光景が見られます。

着付け部屋に順番に入ってこられるお嬢様たちのワクワクした笑顔や、着付けが終わった後の嬉しそうな顔を思い出すと、涙が出ちゃいますね。

私の知る限りの着付師は、お嬢様方が一日幸せな気持ちで過ごして頂けるよう、細心の注意を払ってお仕度のお手伝いをしています。本当に必死!だから、今回も現場に取り残されたスタッフの皆さんのお気持ちを察すると、それはそれでとても辛いですね。逃げた社長に対して呆然とし、なんとか対応していたという感じでしょうか。

成人式は、お金が動くライフタイムイベントなので、そこに目を付ける業者は多いでしょう。消費者側にもどういうところできものを借りたり買ったりするべきか、知識がない場合が多いので、悪質な業者にとっては、暗躍しやすい条件が揃っていたのかもしれません。

こういう一つの悪質な業者が出てくる事で、きもの業界全体の信頼が揺らぐ可能性も否定できないわけで被害は甚大だと思います。本当に残念です。

二度とこういった事が起きませんように。。。

 

あこや

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