「京もの指定工芸品」の話 a support system for Kyoto traditional crafts under covid-19


皆さま、こんにちは。

また文字だけのブログで恐縮です。

東京は日毎に気温が上がり、湿度も高い日が増えてきました。6月に入り、単衣のきものが活躍する時期ですが、例年のことながら、より薄物を着たい衝動に駆られるほどの暑さですね。

さて、昨年の秋以降にお願いしていた春夏の着物や帯がちょこちょこと自宅に届き、開けてはその美しさにため息が出つつ、いつ着られるだろうか、と思いめぐらす日々です。でも、私は、夏のきものが大好きなので、今月から積極的にきものを着る生活を取り戻していきたいと思っています!

そんな中、京都のきもの屋さんから「京もの指定工芸品」購入支援事業費補助金交付という制度があることを聞きました。このコロナ禍において、京都府が行っている伝統工芸品制作者を支援するための仕組みで、京都の観光業を営む団体などが、京もの指定工芸品(あらかじめ指定されている)を購入し、店などで販売等行う場合に、その購入資金を補助する、というものだそうです。補助資金は最大100万円。(すでに申請の締切は5月29日で終了しています)

この状況で、伝統工芸に従事する職人さんやメーカーさんは収入がストップしてしまった方も多く、そうした人たちを支援する目的なんですね。

例えば、京都の花街の芸妓さんや舞妓さんが衣装として購入するきものも、その対象になるらしく、結果、その申請が通れば、きもの屋さんも助かる、ということなんだそうです。

この状況で、きもの関連も大打撃でしょう。
職人さんがこれを機に廃業されたりするケースも出てきているようなので、心が痛いです。こうした制度もフル活用して、なんとかこの状況を乗り越えてほしい!私たちきもの愛好家も、きものをたくさん着ることで、間接的ではありますが、支援したいですね。



あこや

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