ボンジュールきもの

勉強会やら旅行やらでバタバタの毎日ですが、これについては触れなければいけませんね。

フィギュアステートの羽生結弦選手、国民栄誉賞の受賞おめでとうございます！皆さん、ご覧になりましたか？ニュース！

※asahi.comさんから拝借

なんとー！紋付羽織袴姿でご登場でしたね。私は旅行中だったため、リアルタイムにニュースを全く見る事が出来なかったのですが、ネットニュースで拝見して関心してしまいました。

２３歳の若者が、なんて美しく紋付羽織袴を着こなしていることか！

※asahi.comさんから拝借

全国の男性諸君！この姿を見よ！（笑）どうですか、この凛々しいお姿！！

ニュースでもありましたが、この袴は、宮城県出身の羽生君の国民栄誉賞受賞が確定した際、精好仙台平（宮城県仙台市で織られる絹織物で袴地に使われる）の人間国宝である甲田綏郎さんから贈られたもの。超一級品でございます。

インタビューの中で、羽生君自身が「身につけていて非常に快適」と評していた通り、精巧な絹織物、本物の絹織物とは、軽やかなのです。甲田さんの袴をつけた事が無いから想像ですけど…w

※asahi.comさんから拝借

いやー、何でも着こなしますね。

この写真だとよくわかりますが、きちんと夏物の紋付羽織袴ですね。袴の様子から、さらりと折り目立ち足さばきも良さそうです。さすが仙台平の貫禄。

一般的に紋付羽織袴を男性で着る機会があるとすると、成人式かご自身の結婚式でしょうか。成人式のレンタルきものの袴はポリエステルが主流ですから（卒業式の女性向けの袴も同様）、絹織物の袴の美しさは、今ではなかなか経験出来ないのかもしれませんね。（もちろんレンタルきものでも絹ものはあります）

※asahi.comさんから拝借

こう並びますと、紋付羽織袴姿のパワーってすごいと思いませんか？スーツがお粗末に見えてしまうのは、私だけでしょうか。（怒られちゃいますね）。

ちなみに、羽織についている紋は、もちろん羽生家の紋だそうで、「丸に三つ盛亀甲花菱」。

これです。家紋まで華やかな感じ？！

しかし、こうやって時の人が伝統工芸品を身に纏い、颯爽と登場してくれる事により、多くの人がきものに注目をしてくれるのでとても喜ばしいニュースでしたね！

さすがでした！

あこや