やっぱり小紋♫ Komon my love

 

松の内も終わり…

1月15日は関西での松の内最終日(関東では7日)。1月ももう中盤ですね。時が経つのは早いけれども、日本での時の移り変わりには、「四季」という楽しみがついてきます。

この時期の装いモチーフとして、『梅』があります。梅は、この寒い時期に真っ先に花を美しく咲かせる植物として、昔から日本人に愛されてきました。家紋のモチーフとしてもよく使用されています。冬の寒さに可憐に咲く花に、「生命力」や「忍耐強さ」、「子孫繁栄の象徴」などが重なり、文様としては良きお柄の一つですね。

梅と一口に言えど、きものに登場する梅の模様は多種多様です。梅鉢、ねじり梅、槍梅を始め、そのほかの植物と合体すると、例えば「松竹梅」となったり、「四君子」といって竹・蘭・菊と共に描かれると気品のある美しい文様として図柄の一角を担います。

 

先日の装い

さて、先日の私の装い。

梅の花の小紋です。枝ぶりが墨絵で描かれ、特にお気に入りはこの地色です。ペパーミントグリーンといいますか、コックリしたお色味ですがミントカラー特有の透明感もあって好み♪♪

帯は、塩瀬の名古屋帯に、きものと同色の刺繍で紐で結んだ蝶がお腹とお太鼓に施されています。

この組み合わせは、河村公美さんの「毎日きもの」に出させていただいた時にも着ていたもので、大好きな組み合わせです。この季節になると、このきものが着られる嬉しさがあります。実は、母の友人から譲り受けたもので、40年も昔のきものと帯なんですよ。きものってすごいと思いませんか??

 

やっぱり小紋!

久しぶりに袖を通しましたが、やっぱり小紋の使い勝手の良さを実感。
地色や柄ゆきを選べば、ワンピース感覚で着用頻度がぐっと上がります!帯の格も上げ下げしつつカジュアル具合を調節すれば、普段着からちょっとしたお出かけまで大活躍。

私が小紋を皆さんにお勧めするのは、ドレス着物にもなりうるし、普段のワンピースにもなって、1枚あればかなり楽しめるからです。洋服でいうリトルブラックドレスの便利さに似ている感じ。普段は無地ばっかりだわ、という方も、たまには小紋もトライしてみてくださいね♪

 

あこや

 

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