十二月大歌舞伎 玉三郎さんの阿古屋 Tamasaburo Bando in AKOYA

今月の歌舞伎座はご注目。

美しすぎる坂東玉三郎さんに会いに、あこやきもの教室の生徒さんと行ってきました!

今回の演目で注目すべきは、なんといっても、夜の部の壇浦兜軍記の阿古屋の琴責め。坂東玉三郎さん演じる遊君 阿古屋、この役は、平成に入って、玉三郎さんしか演じることが出来なくなっていた難役。

というのも、この阿古屋は、平家滅亡後、行方がわからなくなっている平家の武将悪七兵衛景清の愛人で、景清の行方を問い質すため、問注所に引き出されます。景清の所在を知らないという阿古屋を岩永左衛門は拷問にかけようとしますが、詮議の指揮を執る重忠は、阿古屋に琴、三味線、胡弓を弾かせることで心の内を推し量ろうとします。

阿古屋は三曲を実際に演奏しながら微細な心情を表現する女方の大役なわけです!この3つの楽器は、ちょっと練習したくらいでは出来るのもではないですから、なかなか挑戦する若手がいなかったのも納得なのかもしれません。

そんな演目が久しぶりに再演されるということで、これは絶対に行かねば、ということで初日にお邪魔してきました。

本日初日でございます!

奇しくも、同じ名前の「阿古屋」の演目。一度は生で観てみたかったので本当に嬉しかった!私の名前の由来はここからではないのですが、音は同じですので、なんだか不思議な気がいたします。どういう意味なのかなー。

お着物で観劇に参加してくださった生徒さん。とっても綺麗でまたまた感激!

私は藤色、彼女は浅葱色と、色も呼応しあってて申し合わせたようでした!浅葱色の蛍ぼかしに黒の七宝柄の染め帯がきいています。ほんとに綺麗でした!

私の装いはというと、山口良子さんの花織に、勝山健史さんの袋帯を合わせています。

ここでご注目!私の帯位置(笑)前回のブログで書きましたが、石山美津江さんのアドバイス通りにやってみました。だいぶ、帯位置、いつもより低くなっております!なんでも習得したらやってみるタイプです。w

やっぱり帯位置が下がると、大人っぽく見えるな~。十分大人なんですけど!

玉三郎さんの阿古屋、素晴らしかった!舞台に登場するやいなや、劇場全体の空気がガラッと変わるんです。

お客様が玉さまの一挙手一投足を見逃すまい!というような、緊張感が張り詰め、玉さまから目が離せなくなる、、、そんな感覚でした。

美しかったー!

今回は、中村児太郎さんと中村梅枝さんが阿古屋に挑戦されるということで、それもとても楽しみになりました!機会があれば行きたいな!

幕間は歌舞伎座散策。

後姿も素敵です♪

絶対食べちゃう小倉アイス。

食べながら歩いていますと、初日なので、梨園の奥様方がちらほら。皆さま素敵なきもの姿でいらっしゃいました。

頂いたお食事のお椀にも。

何から何まで歌舞伎気分で楽しかった!

玉さまのお写真にも釘付け!

玉さまのお写真にうっとり。

素敵な演目を拝見できてとっても嬉しかった。いつもお席を手配してくれる友人に感謝です!ありがとう!

 

あこや

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