沖縄への旅☆琉球の織物を訪ねて☆染織家 山口良子先生~その⑤~ Discover the okinawa weaving

先生はこれまでの作品をファイリングしデザイン帖として保管されていらっしゃいます。そのファイルの一部を見せて下さいました。



様々な柄を、様々な色で制作されたたくさんの端布。宝じゃ~~☆

これは、「余った糸を繋げて試しに織ってみたの。いいでしょ?こういうのも」とおっしゃるのは、素敵な段模様が色を変えることで生まれている試し織り。これがきものになったら~、、、などと想像してしまいました。

どうしたらこんなに綺麗に織れるのだろうか!いくつも見せて頂いて思うのは、やはりその技術の高さからくる飛び切りの美しさ!

すると先生が、「こんなのも昔やったのよ~」と出してきて下さったのが、こちら。
花織の半衿です!

こういうの、初めて見た!この半衿は贅沢ですね(笑)

「こういうの作る人は、あんまりいないわね~。ちょっと面白いから作ってたんだけど、やっぱり実用的じゃないのよね」と先生。

「これ、可愛いでしょ?」



木枠に巻かれたカラフルな糸たち!キュート♪

「シンプルなものも良いけれど、少し色が入るとやっぱり可愛らしくて素敵よね!」

うんうん!先生、私もそう思いますー!華やかなもの、可愛いもの、って女性はやっぱり好きなんです♪

そんな風に話す私に、綺麗な色で織った着尺を見せたい!と探して下さったのですが、とうとうどこかにしまい込んでしまったようで、それは残念ながら拝見できませんでした。

お邪魔してからあっという間に時間は経ち、びっくり!
東京から突然やってきて、根掘り葉掘り興味津々で質問攻めする私に、先生は本当にお優しく接して下さり、とても嬉しかったです。たくさんの美しい作品も見せて頂けて、作り手の方の空気感を直接感じ取ることが出来、幸せでした。

最後に、とっくにお昼の時間を過ぎていた私に、最後に先生が持たせて下さったのがお茶受けで頂いた黒糖。私が「おいしい!」と感動していたので、「お腹すいてるでしょ?これ持っていきなさい」と持たせて下さいました。(涙)

ひ~ん!優しい~(><)

先生の工房を後にし、パクパク黒糖を口に放り込み、また運転を開始したのでした~。
山口先生、工房のスタッフの皆さま、大変お忙しい中、お時間作って下さり本当にありがとうございました!

つづく

 

あこや

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