ボンジュールきもの、パリに行く③ bonjourkimono goes to Paris!
75年以上にわたりメゾンのコレクションを生み出してきたパリのモンテーニュ通り30番地に、La Galerie Diorがオープン。このオリジナルの展示スペースでは、クリスチャン・ディオールとその6人の後継者たち イヴ・サンローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリ) のこれまでの作品が展示されている、Diorの歴史を感じられるスペース。
日本から予約をしていたので、そのまますんなり入場。
ここに来ることをとても楽しみにしていたのです★
ちなみに、パリ二日目、まだ、まったくマスクをしないことにやや抵抗があって、こうした施設に入る際はマスクをしたりしていましたが、こちらの方々はもう違う惑星にいるかの如く、まったくマスクをしていませんでした。
さて、入場すると、いきなり眼前に可愛すぎる世界が飛び込んできました。
会場のスロープの壁面にDiorの虹が!人形サイズのドレスや帽子、ハンドバッグなどが色彩のグラデーションでディスプレイされ、なんとも美しい世界が広がっていました。
もうこれを見させられたら、ここからの期待感が俄然高まります。
素敵すぎる~~涙
数年前、イギリスのVictoria &Albert美術館で行われたDior展での展示が移植されている様な構成なのかな。では前に進みます!
Christian Diorのこれまでのアイコニックなどレスが並びます。
皆さんは、「ミセスハリス、パリへ行く」という映画はご覧になりましたか?
その映画にもこのドレスは登場しますが、Diorのドレスにあこがれたロンドン在住の家政婦ミセスハリスが、お金を貯めて、パリのDiorへドレスを買いに行くというお話です。1950年代の特別だったDiorがたくさん出てくる映画です。お時間あればぜひ。
Christian Dior氏のドレスです。美しい。。。
このドレスもDior氏によるもの。Diorは、Dior氏のあと、6名のデザイナーがエレガンスの伝統を引き継いでいますが、この展示では、Dior氏時代のドレスの素敵さに心底うっとりしました。
ドレスも当然素晴らしいけれど、このディスプレイと会場自体が本当に素敵☆
当時、Diorが席巻したファッション誌たち。戦後のフランスにとって、Diorは最大の輸出商品といわれるほど、Diorの世界に及ぼした影響はとてつもなく大きかったのです。世界が、彼のエレガンスに魅了されました。
ベルナール・ブッフェによるDior氏。
女性の美しいボディライン、、、といっても激しいコルセットカルチャーだったわけですが、それにしても、この細いウエスト!!どうしましょう!(笑)
これは、ドレスの仮縫い的なものですけれど、そしてオートクチュールは実際には着るマダムたちの体形に合わせるわけですけれども、でも、キュッとしまったウエストラインを強調するドレスが当時は主流でしたから、見ているこちらも、痩せなければ~汗 と勝手に冷や汗(笑)。
そしてこのお部屋の展示!
壇上に並ぶドレスたちに、ライティングや背景画像が音楽とともに変化するお部屋で、大感動!
これは生で見てほしい~!すっごく素敵でした。
こんなドレス、着てみたいですよね~。
かなりのボリュームの展示を見たあたりに、Diorカフェが♪
ここでちょっと休憩しました。
カフェオレとタルトショコラで一息。これで、24ユーロ(笑)。それくらいしますかね。
この後、友人と待ち合わせをしてルーブルへ行くので、ここで糖分補給です。タルトは、普通でした(笑)。
ちょっとした空間ですが、居心地がよかった。
もうとてもお伝え出来ない量の展示でしたが、圧倒的なDiorのエレガンスのシャワーを浴び、とってもとっても刺激的な時間でした。大満足!!
つづく
あこや
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