着物探訪☆沖縄・芭蕉布の旅〜その⑮〜

ワークショップを終えて、大宜味村を後にし那覇へ。東京へ帰る前に立ち寄らなければいけないところが。

識名園です。

ここは昔、王族の別荘として使われていた場所で、現在は公園になっています。

今回、この園内の施設で、平良敏子さんの卒寿(99歳)を記念した作品展が開催されていました。

お天気が良くて暑いくらいのこの日。この沖縄らしい建物は風の通りがよく、中に展示してあった芭蕉布がびゅーんと飛ばされそうになっていました。

暑い国ならではのしつらえ。中では、なんと平良敏子さんが苧績みのデモンストレーションをなさっているところに遭遇!

しかも、ワークショップ初日に琉球舞踊を見せてくださった敏子さんの妹さんが立ち会われていて、妹さんにも再会できて嬉しかった!

この芭蕉布展を本拠地沖縄の地で開催することができたことは、喜如嘉の芭蕉布の皆さんにとって感慨深いものがあるそうで、この機会に合わせてワークショップを開催したと美恵子さんがお話ししてくださいました。

個展には全国から芭蕉布ファンが訪れていました!

靴を脱いで上がって見るスタイル。いいですね!なかは撮影禁止だったので素敵な作品の数々をご紹介出来ずすみません。かなりの数の作品が並び、これだけをまとめて拝見できる機会はなかなかない大変貴重な機会となりました。

沖縄に数日滞在し、この気候を身体いっぱいに感じると、芭蕉布が生まれた背景が実感できたし、この風景の中で着るからこそ美しい着物なのだな、と感じました。こうした体験こそが産地に赴く理由、なのですね!

さて、東京へ帰ります!ありがとう沖縄!次来られるのはいつかな?!沖縄の染織の魅力は広く深い海原のごとく。

長々と、私の喜如嘉の芭蕉布 体験記にお付き合いいただきありがとうございました!

おわり

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