青山八木さんレクチャー「きもの、初めの一歩」へ その① A lecture “Kimono A to Z” by Aoyamayagi

四月から二子玉川にある玉川高島屋さん内にあるコミュニティ玉川で、人気呉服店 青山八木の店主 八木健司さんによるレクチャー「きもの、初めの一歩」が全3回で開催されています。その第一回に参加してきました!

八木さんのレクチャーが聴けるなんて、滅多にないチャンス!会場に は大勢の受講者の方でいっぱい。

講師の八木健司さんと。

きもの初心者の方に向けて、基本的な知識からコーディネートまで、八木さんの商品や所蔵のお着物や帯をたくさんお持ちくださり、贅沢な講義でした!

一部ですか講義メモです!

■織のきものについて

織のきものと言えば、青山八木さんというイメージがある程ですが、様々な織のきものをお持ちくださり見せて頂きました。

手前二つが久米島紬。この紬の特徴は絣柄ですが、絣には、たて絣、よこ絣、たてよこ絣の3種あり、この二つの久米島絣はたてよこ絣です。絣柄というのは、地色が薄くて絣色が濃いものの方が手間がかかります。写真にはありませんが、美しい絣柄の結城紬も見せて下さいました。

次の写真は、手前から首里花織、綾織りの紬、一番奥が青山八木さんオリジナルの八草紬です。

首里花織は、私も大好きな織のきもの。織りですが、花織は、光沢がありドレッシーな雰囲気になるので染めのきもの感覚で着ることが出来ます。このきものは違うのですが、八木さんで扱われている山口良子先生の花織は私の大好きな一枚!

この様に、模様の部分が花織と呼ばれる特徴で、花綜絖という特殊な綜絖を用いて織り上げます。

綾織りの紬は、こんな風に模様が斜めに現れてくるのが特徴です。

こちらは八草紬。

紬の醍醐味は、この糸の節が生み出す風合いですね。とっても綺麗ですね。

織りのきものは基本的に普段のおしゃれ着として素敵ですが、たとえばこの格子や縞といった柄は、特にカジュアルな装いの代表。

節があってマットなものの方がカジュアルに感じるはずです。そうしたポイントをコーディネートにも生かした方が良いとアドバイスがありました。

■織のきもののコーディネート

きものをはじめて最初に悩むのがコーディネートですよね。織のきものに合うコーディネート提案を見せて下さいました。写真がイマイチなのでごめんなさい。

まず、この茶色の久米島紬。これに合う帯で色々見て行きましょう!まずは、柳宗さんの吉野織の帯。

八木さん曰く、この白い帯は超万能帯。なんにでも合ってしまう帯だそうで、便利だけど、ついついこればっかりになってしまうから要注意だそうです。(笑)

次は、こちら。みんな大好き津田千枝子さんの型絵染めの帯。

なるほどなるほどーですよねー!柄に柄ってすごく勇気がいると思うのですが、マッチするとぐっとお洒落になりますよね。津田さんの帯は洗練されているから、こういう着物もぐっとお洒落に見せてくれる気がします。会場には津田さんもお見えでした〜。

さて、こちらは更紗の帯ですね。

これもとっても綺麗ですね〜。久米島紬には元はインドから伝来して来た更紗はとても合うそうです。南方同士、やはり響き合うのでしょうか。

こちらは、染織家 小島秀子さんの帯ですね。

「え、ほんとに??」って思ったけど、乗せてみたら合う感じ!こういう組み合せはなかなか自分じゃ考えられない。。。八木さん曰く、コーディネートのポイントとして、マットに対しては光沢があるものを合わせると良いそうです。トライしてみましょう!

さて、こちらは、染織家 冨田潤さんのカッコいい八寸名古屋帯!

色合いといい、素敵ですね。八寸名古屋帯というのは、織り巾が八寸ある名古屋帯の事で、仕立てる時に芯を入れないため、もともと厚みが必要で太い糸で織る必要があるため軽くてざっくりした印象があるものが多いのだそうです。八寸名古屋は普段にとてもいいですよね。

帯で印象がガラッと変わりますね!おもしろい!!

つづく

あこや

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