着物探訪☆沖縄・芭蕉布の旅〜その③〜

那覇空港から車を走らせ約2時間。目的地である喜如嘉にある芭蕉布会館に到着です。

ここが、芭蕉布会館!いよいよ、3泊4日の芭蕉布ワークショップの始まりです。

今回のワークショップは、喜如嘉芭蕉布事業協同組合が主催するもので、組合としては3回目の開催だそうです。組合が一般の人を対象に、芭蕉布の制作に関する一連のプロセスを体験できる場を提供することは、非常に貴重な機会。開催の情報を知って、これは行かなければ!と、飛びつきました!

飛びついた理由は、色々ありますが、やはり、染織の制作工程というのはいくら本で読んでも、どうしても理解しがたいところがあります。また、日本全国各地にある染織品の産地には、その染織品が生み出される背景(理由)があります。ですから、その土地に実際に赴いて、その織物が生まれる背景をひっくるめて知ることが、その染織品を理解するもっとも早道だと思うからです。こうした機会がいただけて、嬉しい!

芭蕉布会館のそばには、こんな石碑が。

沖縄生まれの詩人 山之口獏による芭蕉布の記述が記された石碑でした。

さて、芭蕉布会館の中に入ってみますと、、、

1階は、このように、芭蕉布の制作に関するビデオを見られるような場所になっており、両脇には、関連する展示があります。制作に使う小道具や、実際販売されている芭蕉布グッズなどが陳列されていました。

また、壁中には、平良敏子さんが受賞したと思われる賞状などがぎっしり!

そして、綺麗な蘭の鉢が。そう、平良敏子さんは今年で99歳。白寿のお祝いの年なのです!たまげる!!!さすが長寿の里。私が訪問した時期に、白寿を記念した個展が那覇で行われていて、その祝い花が受付付近にありました。

芭蕉布会館は2階建てで、2階が主に組合の芭蕉布を制作する作業場になっています。次の投稿からワークショップの内容に入ろうと思うのですが、2階部分は撮影禁止だったので、今回はブログに作業風景等を掲載することが出来ません。ですが、なるべくわかりやすく解説していきたいと思いますので、お付き合いくださいませ!

つづく


あこや

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